2018年12月
2018年12月30日
仕事納め。
プレオープンから数えると一ヶ月と少々が経過しました。
当初の予想より多くのお客さんにご来店いただき嬉しい誤算であります。
当店は今日が仕事納めです。おかげさまで無事に新年を迎えられそうです。
(o*。_。)o)) アリガトウゴザイマス。
↑お正月休みの前にブログも更新です。先日からのBBはフレット磨き上げ。
今はドレメルのおかげでこの作業のスピードは格段に向上しました。使っているコンパウンドはヤマハのピアノ用です。色々試しましたが現時点ではコレが最強。
磨き終わったらマスキングを剥がしてフレットと指板の間の手垢を掻き出します。
けっこう詰まってます。
最後はオレンジオイル。定番のハワード製です。
きれいになりました。
ハワードのオレンジオイルは揮発するスピードが遅く保湿性が比較的高いので良く使ってます。
(本格的な保湿はそれ用のワックスを上塗りするといいです)
次はヘッド表面の汚れ。こちらも結構汚れています。
こんな時はディバイザーの職人ポリッシュですね。
前職場から愛用してますが非常に細かい研磨剤が入っているので汚れ落としに最適です。
説明書とは違う使い方なのであまりおすすめしませんがボトルから直接塗装面に数滴落とします。
指で塗り広げます。
傷を付けないようにやさしく汚れを浮かせます。ネジ穴に入らないように注意。
…で、クロスで拭き上げます。
ピカピカ。きれいになりました。
ちなみにこの方法ですとウェザークラックの入ったラッカー塗装の場合、塗装のひび割れ部分に研磨剤が入り込んで白く残る事があります。クロスに少量取ってから拭く方が安全です。
(新年は4日から営業です。皆さまよいお年をお迎えください)
当初の予想より多くのお客さんにご来店いただき嬉しい誤算であります。
当店は今日が仕事納めです。おかげさまで無事に新年を迎えられそうです。
(o*。_。)o)) アリガトウゴザイマス。
↑お正月休みの前にブログも更新です。先日からのBBはフレット磨き上げ。
今はドレメルのおかげでこの作業のスピードは格段に向上しました。使っているコンパウンドはヤマハのピアノ用です。色々試しましたが現時点ではコレが最強。
磨き終わったらマスキングを剥がしてフレットと指板の間の手垢を掻き出します。
けっこう詰まってます。
最後はオレンジオイル。定番のハワード製です。
きれいになりました。
ハワードのオレンジオイルは揮発するスピードが遅く保湿性が比較的高いので良く使ってます。
(本格的な保湿はそれ用のワックスを上塗りするといいです)
次はヘッド表面の汚れ。こちらも結構汚れています。
こんな時はディバイザーの職人ポリッシュですね。
前職場から愛用してますが非常に細かい研磨剤が入っているので汚れ落としに最適です。
説明書とは違う使い方なのであまりおすすめしませんがボトルから直接塗装面に数滴落とします。
指で塗り広げます。
傷を付けないようにやさしく汚れを浮かせます。ネジ穴に入らないように注意。
…で、クロスで拭き上げます。
ピカピカ。きれいになりました。
ちなみにこの方法ですとウェザークラックの入ったラッカー塗装の場合、塗装のひび割れ部分に研磨剤が入り込んで白く残る事があります。クロスに少量取ってから拭く方が安全です。
(新年は4日から営業です。皆さまよいお年をお迎えください)
littlestone5014 at 19:16|Permalink│Comments(0)
2018年12月27日
もうすぐ年末。
クリスマスが過ぎると世間は一気に年末モードですね。
楽器店時代は本当に忙しい時期でしたが今はのんびりゆるゆるに年の瀬を感じております。
_(:3 」∠ )_ ノホホ~ン
↑先日のBBは研磨によって平らになってしまったフレットをまた元の山型に整形する作業です。
この時に使うのはフレットファイルと呼ばれる専用のヤスリ。
ご覧のようにフレットの形状に合わせてヤスリの面が凹んでいます。この作業の為だけの専用工具です。
フレットのサイズに合わせて3種類用意してます。
上からジャンボ用、ミディアム用、スモール用です。ですがほとんどミディアム用で対応できます。
細~いフレットのすり合わせの時にスモール用がたまに出番が来るくらい。
(ジャンボ用はあんまり出番が来ないなー)
画像を拡大してよーく見てみると分かるのですがこれ押す時に削れるようになってます。
なので押す方向にやや力を入れて削るのですがあんまり力を入れるとフレットに大きな研磨痕が残るので加減が難しい所です。
次はペーパー掛けです。
指板をマスキングテープで養生しておきます。
あとで剝がしやすいように端っこを折り返しておきます。
ちょっと手間ですが剥がす時に爪でカリカリしなくてよいので断然早いです。
ペーパーは当て木に巻いて使ってます。
適当な木材にブチルスポンジを貼っただけの物ですが指への負担が減らせます。
今回はすり板での研磨を180番→240番→320番まで行ったのでペーパーは400番→600番→800番の順番に進めていきます。この作業でフレットファイルの研磨痕を無くします。(続く)
楽器店時代は本当に忙しい時期でしたが今はのんびりゆるゆるに年の瀬を感じております。
_(:3 」∠ )_ ノホホ~ン
↑先日のBBは研磨によって平らになってしまったフレットをまた元の山型に整形する作業です。
この時に使うのはフレットファイルと呼ばれる専用のヤスリ。
ご覧のようにフレットの形状に合わせてヤスリの面が凹んでいます。この作業の為だけの専用工具です。
フレットのサイズに合わせて3種類用意してます。
上からジャンボ用、ミディアム用、スモール用です。ですがほとんどミディアム用で対応できます。
細~いフレットのすり合わせの時にスモール用がたまに出番が来るくらい。
(ジャンボ用はあんまり出番が来ないなー)
画像を拡大してよーく見てみると分かるのですがこれ押す時に削れるようになってます。
なので押す方向にやや力を入れて削るのですがあんまり力を入れるとフレットに大きな研磨痕が残るので加減が難しい所です。
次はペーパー掛けです。
指板をマスキングテープで養生しておきます。
あとで剝がしやすいように端っこを折り返しておきます。
ちょっと手間ですが剥がす時に爪でカリカリしなくてよいので断然早いです。
ペーパーは当て木に巻いて使ってます。
適当な木材にブチルスポンジを貼っただけの物ですが指への負担が減らせます。
今回はすり板での研磨を180番→240番→320番まで行ったのでペーパーは400番→600番→800番の順番に進めていきます。この作業でフレットファイルの研磨痕を無くします。(続く)
littlestone5014 at 17:06|Permalink│Comments(0)
2018年12月24日
ついにグランドオープン!
プレオープンから27日が経過しました。ある程度道具も揃ってきましたし、パーツや弦の入手経路も確保しましたのでいよいよ本日12月24日クリスマスイブにグランドオープンします。
イヨイヨダネ! (*´・∀・)σ))*´ω`) オマタセシマシタ。
↑まだまだお店と呼ぶには程遠い状況ですがここからスタートです。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
(m´_ _)m コンゴトモ ゴヒイキニ。
↑さてさて先日のBBですが分解していて気付いたのですがブリッジを固定しているネジがかなり錆び付いてました。
という事はネジ穴内部にもかなりの錆が残っていると思われます。そんな所に新しいネジを入れるのは気が引けます。
そんな訳で一度ドリルでさらって新しくネジ穴を開ける事にしました。
一番左のネジ穴は良かったのですが後の4つは削りカスがサビで赤くなってますね。
埋め木に瞬間接着剤を塗って押し込みます。
ちなみにこの埋め木に使っているのはウォールナットの木です。
フェンダーのネック裏のスカンクストライプでお馴染みの木材ですね。
余分を切り落として切り口に瞬間接着剤を少量染み込ませて固めておきます。
ナンデ?(*´・д・)ノ (・ω・`*)ドリルガ ニゲニクイ
ボディ側は一旦置いといて次はフレットのすり合わせです。
かなり強く押弦されていたようで磨り減っているとより押しつぶされたようになってます。
握力の強い方が弾いていたんでしょうね。
とりあえずこの押しつぶされた部分が平らになるまで研磨です。
ペーパーは180番からスタートです。
途中経過。巻弦の跡がくっきりです。これが無くなるまで研磨します。(続く)
イヨイヨダネ! (*´・∀・)σ))*´ω`) オマタセシマシタ。
↑まだまだお店と呼ぶには程遠い状況ですがここからスタートです。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
(m´_ _)m コンゴトモ ゴヒイキニ。
↑さてさて先日のBBですが分解していて気付いたのですがブリッジを固定しているネジがかなり錆び付いてました。
という事はネジ穴内部にもかなりの錆が残っていると思われます。そんな所に新しいネジを入れるのは気が引けます。
そんな訳で一度ドリルでさらって新しくネジ穴を開ける事にしました。
一番左のネジ穴は良かったのですが後の4つは削りカスがサビで赤くなってますね。
埋め木に瞬間接着剤を塗って押し込みます。
ちなみにこの埋め木に使っているのはウォールナットの木です。
フェンダーのネック裏のスカンクストライプでお馴染みの木材ですね。
余分を切り落として切り口に瞬間接着剤を少量染み込ませて固めておきます。
ナンデ?(*´・д・)ノ (・ω・`*)ドリルガ ニゲニクイ
ボディ側は一旦置いといて次はフレットのすり合わせです。
かなり強く押弦されていたようで磨り減っているとより押しつぶされたようになってます。
握力の強い方が弾いていたんでしょうね。
とりあえずこの押しつぶされた部分が平らになるまで研磨です。
ペーパーは180番からスタートです。
途中経過。巻弦の跡がくっきりです。これが無くなるまで研磨します。(続く)
littlestone5014 at 15:49|Permalink│Comments(0)
2018年12月21日
グランドオープンに向けて。
先月末からのプレオープンから三週間ほど経過しました。
道具も何とか揃ってきましたし、リペアに必要なパーツの入手経路も確保できましたのでそろそろグランドオープンさせようかと考えております。
オソイヨ!( ・∀・)σ (´ε` ;) スンマセン…
↑そんな訳でここ数日本当に慌しくてブログの更新もさぼり気味でした。
そろそろ更新しないと忘れられてしまいます。今日のネタは本当に偶然なんですがまたもヤマハ。
名機BBです。
こちらは今から30年以上前のBB Vですね。
BBシリーズは今でも生産されているヤマハのロングセラーモデルです。
ネイザン・イーストやビリー・シーンのシグネチュアモデルもありますね。
とにかく汚れがひどいのでまずはクリーニングです。
フレットも指板もえらい事になってます。これは大変そう。
(;・∀・)キタナイ…
とりあえず付いているパーツをすべて外します。
シンプルなJB配線なので簡単です。
音は出るには出るんですが途切れがちでノイズもひどいです。
作られてからの年数を考慮しますとジャックとポットは交換した方がよさそうです。
ピックアップのスポンジがまだ弾力を保っていたのがびっくり。
通常このスポンジは経年劣化でぼろぼろに朽ちている事が多いのですが、これは新品同様と言って差し支えない状態を保っています。ヤマハすごいね。
とりあえず外した部品をきれいに磨きます。これは長期戦になりそう。(続く)
道具も何とか揃ってきましたし、リペアに必要なパーツの入手経路も確保できましたのでそろそろグランドオープンさせようかと考えております。
オソイヨ!( ・∀・)σ (´ε` ;) スンマセン…
↑そんな訳でここ数日本当に慌しくてブログの更新もさぼり気味でした。
そろそろ更新しないと忘れられてしまいます。今日のネタは本当に偶然なんですがまたもヤマハ。
名機BBです。
こちらは今から30年以上前のBB Vですね。
BBシリーズは今でも生産されているヤマハのロングセラーモデルです。
ネイザン・イーストやビリー・シーンのシグネチュアモデルもありますね。
とにかく汚れがひどいのでまずはクリーニングです。
フレットも指板もえらい事になってます。これは大変そう。
(;・∀・)キタナイ…
とりあえず付いているパーツをすべて外します。
シンプルなJB配線なので簡単です。
音は出るには出るんですが途切れがちでノイズもひどいです。
作られてからの年数を考慮しますとジャックとポットは交換した方がよさそうです。
ピックアップのスポンジがまだ弾力を保っていたのがびっくり。
通常このスポンジは経年劣化でぼろぼろに朽ちている事が多いのですが、これは新品同様と言って差し支えない状態を保っています。ヤマハすごいね。
とりあえず外した部品をきれいに磨きます。これは長期戦になりそう。(続く)
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2018年12月15日
正しい組み込みが大事。
トレモロ付きのギターでいつも議論(?)になるのがアームを操作した時のチューニングの安定性。
それほど気にならない物もあればちょっと揺らしただけで演奏不可能になるほどチューニングが狂うギターがあります。
弦やペグが原因と思う方も多いのですが実はトレモロ自体が正しく取り付けられていない事がよくあります。
↑今日はそんなスクワイヤのストラト。
アームを使うとかなりチューニングが狂うので原因を探ります。
トレモロユニットを止める6本のネジがすべて斜めに開いてましたので一旦埋めます。
トレモロを固定するネジの穴開けは本来かなり高い精度が要求されるのですが、生産コストの都合でこれが何ともテキトーに済まされているものが少なくありません。
こっから見るとどれぐらい斜めになってるかよく分かりますね。
なんていい加減な仕事なんでしょ…
il||li(つд-。)il||li モウチョット マジメニ…
正しい位置に目打ちしました。
僅かなズレに思うかも知れませんがこれだけズレていますとトレモロは正常に作動しません。
(トレモロ使わないならいいけど)
次は電装系。これがノーマルの配線です。
ここからセンターをダミーにしてフロントとリヤの2PU仕様にします。
PUセレクターがセンターの時にはフロントとリヤがミックスされる、いわゆるテレキャス配線にするのですがパラレルではなくシリーズで配線されるようにします。
ミックス時にノイズがキャンセルされるようにそれまでセンターに使っていたPUをリヤに持っていって、リヤをセンターに持っていきます。
これはダミーになります。(言葉にするとややこしいですね…)
これが出来上がり。PUセレクターも3wayタイプに変更です。
ストラトのパワー不足に困っていて、でもノーマルのPUは活かしたいという方におすすめのモディファイです。(また元に戻す事もあるかも知れないからPUの線は切らずに束ねておく)
ちなみにPUセレクターとボリュームの間の黒いスイッチは前職場で取り付けたキルスイッチです。押してる間だけ音が消えます。
外していた部品を元通り組み込んで完成。これからもライブで活躍して欲しいですね。
それほど気にならない物もあればちょっと揺らしただけで演奏不可能になるほどチューニングが狂うギターがあります。
弦やペグが原因と思う方も多いのですが実はトレモロ自体が正しく取り付けられていない事がよくあります。
↑今日はそんなスクワイヤのストラト。
アームを使うとかなりチューニングが狂うので原因を探ります。
トレモロユニットを止める6本のネジがすべて斜めに開いてましたので一旦埋めます。
トレモロを固定するネジの穴開けは本来かなり高い精度が要求されるのですが、生産コストの都合でこれが何ともテキトーに済まされているものが少なくありません。
こっから見るとどれぐらい斜めになってるかよく分かりますね。
なんていい加減な仕事なんでしょ…
il||li(つд-。)il||li モウチョット マジメニ…
正しい位置に目打ちしました。
僅かなズレに思うかも知れませんがこれだけズレていますとトレモロは正常に作動しません。
(トレモロ使わないならいいけど)
次は電装系。これがノーマルの配線です。
ここからセンターをダミーにしてフロントとリヤの2PU仕様にします。
PUセレクターがセンターの時にはフロントとリヤがミックスされる、いわゆるテレキャス配線にするのですがパラレルではなくシリーズで配線されるようにします。
ミックス時にノイズがキャンセルされるようにそれまでセンターに使っていたPUをリヤに持っていって、リヤをセンターに持っていきます。
これはダミーになります。(言葉にするとややこしいですね…)
これが出来上がり。PUセレクターも3wayタイプに変更です。
ストラトのパワー不足に困っていて、でもノーマルのPUは活かしたいという方におすすめのモディファイです。(また元に戻す事もあるかも知れないからPUの線は切らずに束ねておく)
ちなみにPUセレクターとボリュームの間の黒いスイッチは前職場で取り付けたキルスイッチです。押してる間だけ音が消えます。
外していた部品を元通り組み込んで完成。これからもライブで活躍して欲しいですね。
littlestone5014 at 20:12|Permalink│Comments(0)