2019年05月

2019年05月28日

暑いですね。ε-(´o`;A

まだ5月だと言うのに夏のような天気が続きますね。
でも夜は一気に気温が下がるので体調を崩さないようにしないといけませんね。
…ィクシッ!( >д<)、;'.・ (・ω・`) カゼヒクナヨ
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↑涼しくなった夜にブログ更新します。今日はテレキャスターです。

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ローポジションのフレットがかなり磨耗していますのですり合わせを行います。

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とりあえずネックを外します。ボルトオン構造はレオ・フェンダー氏の偉大な発明ですね。
作業する側からすると本当に便利な仕組みです。
ヨク オモイツイタヨネ (。・ω・)(・ω・。) ネー

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メイプル指板のすり合わせはまずフレットに乗っている塗料の除去からです。

塗装の現場ではフレットも指板も一緒に塗ってしまいます。
その後のすり合わせでフレットの頂点だけ剥がされますが側面には塗料が残ったままです。
(几帳面なメーカーは全部剥がしてから出荷します)

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剥がさなくてもすり合わせは出来るのですが塗料が残ったままだとこの後の整形の時にヤスリがすぐ目詰まりするのです。最後の磨き出しの時も綺麗に光ってくれませんので面倒でもすべて除去します。

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しかしこれがなかなか剥がれないのです。
ポリ系の塗装ですとぽろぽろと簡単に落ちてくれるのですがラッカーはフレットへの食い付きが良いのかこの作業は地味に手間が掛かります。
"φ(;ェ;  ) ハガレナイ…

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それが終わったらやっと研磨作業です。
磨耗が進んでるローポジションに合わせてハイポジションを重点的に研磨します。

ハイポジション中央付近をやや多めに削ってフレット上をコンパウンドラディアスっぽく仕上げます。
フェンダー系のRのきつい指板で低めの弦高にセットしたい時にはとても有効です。(専門学校で習いました)

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…で、平らになったフレットの頭を元の山型に整形します。
先ほどのフレットの塗料が残っているとこのヤスリの目がすぐ詰まるのです。
(続く)



littlestone5014 at 20:28|PermalinkComments(0)

2019年05月22日

ぼちぼち半年。

プレオープンから数えるとそろそろ半年が経過しようとしています。
当初の予想より多くのお客さんにご来店いただけたのは嬉しい誤算でした。

最初の半年はお客さん来ないだろうから自分のギターをメンテしながら、プラモやラジコン作って遊んでようと思ってたんですけどこちらはまだしばらく先になりそうです。
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↑そんな訳で今日も元気にリペアに勤しんでおります。
先日のウクレレはブリッジの接着作業です。

毎度毎度のタイトボンドの出番。適量塗ってクランプでとにかく力一杯締め上げます。
タイトボンドはとても強力ですがここでしっかり圧着しないと意味がありません。
(エポキシ接着剤の時は緩めに締めます)

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位置がずれていないか確認。
ウクレレはブリッジが小さいので(当て木が大きいから)目視による確認がちょっと難しいですね。
このまま72時間放置します。

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その間にホームセンターのペットショップに猫を眺めに行ってきます。
(気分転換です。さぼってません…たぶん…)

 ニャー(^..^ )~))((~/ᐠ .ꞈ.ᐟ\ ┃(´ω`*)(Ŏ∀Ŏ* ) カワイイネ

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72時間後クランプを外してみます。
今回はブリッジとサドルが一体の物(接着されている?)でしたので当て木にはサドルを逃がす溝を掘ってます。

当て木にマスキングテープを貼っているのは一緒に接着されてしまわないようにです。
普通はくっつきませんけど接着剤が予想以上にハミ出る事も無いとは言えないので念の為。

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しっかりくっついてます。よしよし。
クッツイタ? (´・_・)ノ \(゚ε゚ ) バッチリデス!

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今回はペグ交換もご依頼いただきました。
それまでは同軸のフリクションタイプでしたがチューニングが合わせづらいのでギヤペグに交換します。
ここ数年ですっかりギヤペグが一般的になってきましたね。

今回はフェイマスから発売されているペグに交換します。
タグはフェイマスですが製造しているのは天下御免のGOTOHです。ギヤペグながら非常に小型軽量で鳴りに及ぼす影響もほとんどありません。

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取り付けの加工自体はさほど難しくありませんがペグがスムーズに回り尚且つ綺麗に並べて取り付けるのはちょっとコツが必要です。(いつか説明します)

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弦を張って無事に作業完了です。
ペグがぴかぴかになったのでそれに合わせてフレットも磨いておきます。
これからも大事に使ってくだされば何よりです。


littlestone5014 at 19:04|PermalinkComments(0)

2019年05月19日

ホームページ出来ました。

タイトルの通りですが何とかホームページ(らしきもの)が出来ました。
https://pro3t-spec.wixsite.com/website/blank ←これ。

素人が無料のソフトを使って作成しましたのであれこれ突っ込みどころは満載かと思いますが(ナマ)温かい目で見守ってください。業務の合間に少しづつ改善してゆく所存であります。
ツカレタ…(lll-Д-)ノ (゚ω゚  ) オツカレサン
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それに手間取ってすっかりブログの更新が途絶えておりました。久しぶりの更新です。

↑今日はウクレレのブリッジはがれの修理。ウクレレによくあるトラブルですね。
表板保護の観点から遅かれ早かれいつか剥がれるものです。
ネジで止めてもよいのですがそうすると今度はネジ穴から表板が割れる事があります。
(表板が合板の物はネジで止めてる物もあります)

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どこかで一度修理されたようなんですが何やら謎の接着剤がこってりと塗られています。
瞬間でもエポキシでも木工用ボンドでもなさそうです。

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ブリッジ裏にも少し付着してますね。セメダインCでしょうか?
(。-`ω´-)ナンダコレ?

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ともあれこれを除去しないと話が進みません。ノミでざっくり削り落とします。
切削性はいいですね、サクサク削れます。

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ペーパーで表面を整えます。
アコギの時もですがしっかり密着できるようにしておかないと充分な接着強度が確保できません。

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ブリッジ裏も綺麗に整形して準備完了です。
ウクレレはブリッジの面積が小さいのでここまでは割と簡単ですね。
(続く)



littlestone5014 at 19:44|PermalinkComments(0)

2019年05月10日

ホームページ制作中。

現在ホームページを作成しているのですが素人が見様見真似でやってますので遅々として進行しません。専門の業者さんが存在する理由が分かりますね。

プロに任せた方が良いのでしょうがそんな予算もありませんので自分が頑張るしかありません。近日中に公開予定です。(おかげでまたブログの更新が遅れてます)
□_ヾ(-Д-* )ムズカシー…
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↑そんなホームページ制作の合間にブログ更新。
前回ボリュームの位置を変更したストラトですが次はPUの交換作業です。

リヤPUはセイモアダンカンのSSL-6に交換します。
直流抵抗値13キロというハイパワーなPUですがボリュームを絞ればストラトらしいサウンドも出せる守備範囲の広いモデルです。

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フロントとセンターはお客さん持ち込みのフェンダーFat'50sです。

今回はリヤとセンターが同じ磁極、同じコイルの巻き方向でしたのでフロントとセンターを入れ替えてます。(つまりセンターにフロント用、フロントにセンター用を配置する)

これでフロント側ハーフトーン、リヤ側ハーフトーン両方ともノイズキャンセルが可能です。

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フロントとセンターは僅かに出力やトーンに差があるのですが今回はセンターをピックガードとツライチまで下げて欲しいとのご依頼です。

ここまで下げると少々の違いは分からなくなるので今回はノイズキャンセルを優先させます。

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副産物としてリヤ⇔フロントの切り替え時の音量差が少なくできたのと、3弦4弦のポールピースが低いおかげでよりピックが引っ掛かりにくくなりました。
(センターを極端に下げるのはピッキングの邪魔だからという理由なので。イングヴェイやリッチー・ブラックモアと同じですね。)

ちなみにリヤのPUカバーは色合いを合わせる為にノーマルを使っています。

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…で、ここで思わぬハプニングが。
センターPUを下げたせいで配線がザグりに納まらなくなりました。

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急遽トリマーで配線を逃がす溝を掘ります。
この作業は行わなくても大丈夫な事も多いのですが今回はザグりが浅すぎました。

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出来ました。掘りすぎると反対側に貫通するので必要最低限に留めます。

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そんなこんなで作業完了。
元々のボリュームの穴は近い色の(自作)ステッカーを貼って塞いでおきました。
近すぎも遠すぎも操作しにくいものですがご満足いただけたようで一安心です。


littlestone5014 at 17:09|PermalinkComments(0)

2019年05月04日

令和最初の。

平成も終わりいよいよ令和元年です。
いろいろ激動の平成でしたので平和な時代になってほしいですね。
ヘイワニ(・∀・)人(・∀・)オダヤカニ
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↑さてさて令和最初のブログです。今回はとあるストラト。

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ご依頼はピックアップの交換(3つとも)とボリュームの位置の変更です。

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演奏中に手が当たってボリュームが下がる事を防ぐ為に遠ざけて欲しいとの事なのでポット一個分外へ移動させました。

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PUセレクタースイッチからノイズが出ていたのでタミヤの接点グリスの出番です。
本来はラジコンカーの機械式スピードコントローラーの接点に使う物ですがPUのセレクターにも大活躍です。
(今頃のラジコンカーはほとんど電子制御のスピードコントローラーに変わっているので模型店でこのグリスを見掛ける事も少なくなりました)

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これを少量接点に塗ります。レスポールなどのトグルスイッチにも有効です。
接点復活剤はポットやジャックには効果的ですがPUセレクターにはあまりおすすめしません。
(続く)


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