2020年08月08日
モーリスTC-2 フレット(部分)交換編・その2。
北九州は梅雨が明けた途端に連日の猛暑です。暑くてやや夏バテ気味ですがだるい身体に鞭打って今日もお仕事です。
アツーイ…_(⌒(_´;-ω-:)_ ( ꒪҇൧̑ ꒪҄ꐦ)コラ!
さてさて前回フレット回りが終わったモーリスのTC2はナットに取り掛かります。
今回は元々付いてたナットを再利用。底に突板を貼ってカサ上げすればまだまだ十分使えます。
弦溝を微調整。この時点ではまだ接着していません。
一旦外してナットの上面を落とします。元の弦溝が広めに切られていたのであまり大きく落とすと弦が外れるかも知れません。普段よりは余裕を持たせておきます。
ナットの弦溝が適正かは2フレットのすぐ後ろ(タブ譜的には3フレット)を押さえて、1フレットの頂点から弦までの隙間を見るのが一般的です。6弦は弦の振動が大きいのでここの隙間はやや大きく取ります。
ここの隙間をどれぐらいにするかは職人によってまちまちで、これが正解というような数字はありませんが一応専門学校では目安となる数字は教わります。
1弦側は触れるかどうかのギリギリまで攻め込みます。画像ではほとんど隙間が見えませんが弦を叩くとキンキンと音が出る位です。
この時弦は演奏時のチューニングにしてしっかりテンションを掛けておかないと目測を誤ります。(緩めているとここの隙間が大きくなる)
ちょっと話しが反れますが買ったばかりの新品ギターはここにかなり余裕を持たせている物が多いので何となく弾きにくいと感じる場合はリペアショップで調整してもらう事をおすすめします。
指板のRにきれいに沿っているかも大事です。分かりにくいと思いますが3弦は気持ち高めにしてます。(すぐ擦り減るから)
それと1フレットに写り込む弦の影にご注目。すり合わせ時にほとんど研磨してませんのでしっかり山の形が残っているのがお分かりでしょうか。
かなり研磨したハイポジションのフレットはこんな感じですね。演奏される事はほとんどないポジションですが見た目もキレイに仕上げたいところです。
トラスロッドを調整してロッドカバーを取り付けます。一仕事終わったと感じる部分です。
ε=( ̄。 ̄;)オワッタ~
完成です。このあとすぐライブで演奏していただきました。
ご依頼ありがとうございます!ヾ(*´ー`*)ノ゛
アツーイ…_(⌒(_´;-ω-:)_ ( ꒪҇൧̑ ꒪҄ꐦ)コラ!
さてさて前回フレット回りが終わったモーリスのTC2はナットに取り掛かります。
今回は元々付いてたナットを再利用。底に突板を貼ってカサ上げすればまだまだ十分使えます。
弦溝を微調整。この時点ではまだ接着していません。
一旦外してナットの上面を落とします。元の弦溝が広めに切られていたのであまり大きく落とすと弦が外れるかも知れません。普段よりは余裕を持たせておきます。
ナットの弦溝が適正かは2フレットのすぐ後ろ(タブ譜的には3フレット)を押さえて、1フレットの頂点から弦までの隙間を見るのが一般的です。6弦は弦の振動が大きいのでここの隙間はやや大きく取ります。
ここの隙間をどれぐらいにするかは職人によってまちまちで、これが正解というような数字はありませんが一応専門学校では目安となる数字は教わります。
1弦側は触れるかどうかのギリギリまで攻め込みます。画像ではほとんど隙間が見えませんが弦を叩くとキンキンと音が出る位です。
この時弦は演奏時のチューニングにしてしっかりテンションを掛けておかないと目測を誤ります。(緩めているとここの隙間が大きくなる)
ちょっと話しが反れますが買ったばかりの新品ギターはここにかなり余裕を持たせている物が多いので何となく弾きにくいと感じる場合はリペアショップで調整してもらう事をおすすめします。
指板のRにきれいに沿っているかも大事です。分かりにくいと思いますが3弦は気持ち高めにしてます。(すぐ擦り減るから)
それと1フレットに写り込む弦の影にご注目。すり合わせ時にほとんど研磨してませんのでしっかり山の形が残っているのがお分かりでしょうか。
かなり研磨したハイポジションのフレットはこんな感じですね。演奏される事はほとんどないポジションですが見た目もキレイに仕上げたいところです。
トラスロッドを調整してロッドカバーを取り付けます。一仕事終わったと感じる部分です。
ε=( ̄。 ̄;)オワッタ~
完成です。このあとすぐライブで演奏していただきました。
ご依頼ありがとうございます!ヾ(*´ー`*)ノ゛
littlestone5014 at 18:32│Comments(0)