ご無沙汰しております。
年明けから忙しくて前回の更新から4ヶ月も間が空いてしまいました。我ながらびっくり。
ｵｿｰｲ! (੭ꐦ •̀Д•́ )੭*⁾⁾ (人ㅿ<; )ｺﾞﾒｰﾝ

相変わらず忙しいのですが合間を縫いながら更新します。さてさて久しぶりのブログはこちらのストラト。

北九州のバンドマンやロックファンなら「見た事ある！」という方もいらっしゃると思いますがとりあえず誰のギターかは伏せておきます。(笑)


こちらにサスティニアックのステルスプロを組み込みます。詳しい説明書(※英語)があるとは言え決して簡単とは言えない難易度の高い作業です。

※サスティニアックの組み込みは作業前にデメリットやリスクのご説明、および組み込み後の再調整が必須となりますので直接お店までご来店できる方だけに限定しております。


幸いと言いますかクラプトンのミッドブースターの基板が収まるスペースがあったのでこれは有効に活用させていただきます。（電池のスペースもステレオジャックが収まるスペースもありました！）


ここにサスティニアックの基板を納めようと思いますが、もちろんそのまま入る訳ではないので拡げないといけません。


トリマーでさくっと拡張。無事に収まりました。（ちなみにトリマーは今でも使うのが怖いのでザグり作業はあんまりしたくない）


次はON/OFFスイッチとモード切替スイッチをどこに設置するかです。操作しやすく尚且つ演奏の邪魔にならない場所はどこだろうとあれこれ考えます。

まず第一案。PUセレクターの操作性が悪すぎでボツ。


第二案。スイッチの操作性は良いがボリュームやトーンの操作性が悪いのでこれもボツ。


第三案。誤操作も避けられてセレクターやボリュームの操作性も変わらずで良いかと思いましたが遠すぎるという事でこれもボツ。


第四案。中央へ寄せてみました。先ほどの余りスペースにも収まりそうなのでこれでGOサインが出ました。


ピックガードにスイッチの取り付け穴を開けないといけませんが、その前に透明のプラ板を使ってザグった部分とピックガードの外周をトレース。


それを元にスイッチの取り付け位置を探ります。ご依頼主様にご来店いただいて2つのスイッチの間隔を細かく打ち合わせです。離しすぎても寄せすぎてもいけません。

ｺﾉﾍﾝﾃﾞｽｶ?(;  ·_·)φ…〆(･ω･") ﾓｳﾁｮｯﾄ ｺｯﾁ


スイッチの場所も決まって基板も上手く収まりました。次は難関の配線作業です。（続く）

いよいよ年内最後の営業日！忙しすぎて受注を停止する時期もありましたがおかげさまで今年も無事に年が越せそうです。
(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈) ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ

ブログも年内最後の更新となりました。毎度遅くて申し訳ございません。

さて、前回ピックアップが収まらなかったキャビティをザグって拡げます。（一段落としている所にはあとでアースラグが収まります）


今度はすっぽりと収まりました。よしよし。

※ピックアップの向きですがメーカーの公式動画を見るとアジャスタブルポールピース側が低音弦側のようです。


導電塗料をしっかり塗り直します。
(((φ(．．｀o) ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ...


乾いたらアースラグで確実にアースへ落とします。もう何度も言ってますがアースへ落とされていないなら塗らない方がマシです。


コントロールキャビティも同様に塗り直し。使っているのはラムトリックカンパニーの水性導電塗料です。


では組み込みです。ブリッジがピックアップのベースプレートへ導通していますので元々の弦アース線は省略しています。

（最初のピックアップはベースプレートが絶縁されている素材だったのでブリッジ下からアース線を取っていたものと思われます）


次はフロント。ボディに直付けなのでネジ穴を拡げます。


これでOK。

よくメルカリやヤフオクで中古のピックアップを購入される方がいらっしゃいますがこの加工が施されているとエスカッションマウントは出来なくなるので注意が必要です。（出来ない訳じゃないけどちょっと面倒くさい）


高さ調整用のスポンジも貼っておきます。


ピックガードを乗せると拡げたザグリもほとんど分かりません。


アクティブからパッシブへの交換なのでポットはボリュームもトーンも500KΩへ変更、コンデンサーも数値が大きすぎるのでこちらも変更します。ミニスイッチはタップスイッチです。

ジャックはそのまま流用しますがリング端子もアースへ落としておけば接地が安定します。


裏蓋にはアルミテープが貼られていましたが表面に酸化防止用のコーティングが施されていました。このままだとアースへ落とせないので導電塗料に接する部分だけ軽くペーパーを当てています。


という事で完成！ご依頼ありがとうございました。

新年は明けて5日から営業です。皆さま良い年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
( *･ㅅ･)*_ _))

11月も下旬となると寒さも厳しくなってきました。季節はすっかり冬ですね。
{{{{(*+ω+*)}}}}ｻﾑｲﾈ

そしてブログはまたも更新が遅れてしまいました。少し仕事が落ち着きましたので久しぶりに更新です。

今回はこちらのシャーベルのPRO-MOD SO-CAL STYLE 2（プロモディファイド　サウスカルフォルニア） というモデル。

見た目はトラディショナルなテレキャスシェイプですが各部に最近の流行を盛り込んだ実にモダンなギターです。


ネック材は近頃スタンダードになりつつあるローステッドメイプル。リバースヘッドが特徴的ですね。（実は以前ナット交換のご依頼をいただきました）


ピックアップ（以下PU）にはフィッシュマンのアクティブタイプが搭載されています。標準で採用される事が増えてきましたので楽器店の店頭で目にした方も多いかも知れませんね。


今回はこれをモジョトーンのパッシブタイプのPUに変更します。最近は原材料費の高騰もあって国内での入手が難しいピックアップです。


アクティブからパッシブへの変更なのでポットも交換しないといけません。ボリュームもトーンもCTSのポットに変更します。


ひとまずパーツ類をすべて引っ張り出します。毎度バラすのだけは早いです。


導電塗料が塗られていますが非常に大らかな仕上げです。


元々着いていたフィッシュマンのフロントPUの裏側。これ一つで3通りの音が出せるというのが売りのようです。


こちらはリヤ側。弦アース線はブリッジ下から取られています。

それにしても導電塗料の塗り方が大ざっぱです。フロント側もでしたがアースへ落ちていないのでシールド効果は望めません。塗り直しのご依頼もいただいております。


とりあえず確認の為にPUを入れてみようとして違和感が。足の形が違う！



某サウ〇ドハ〇スの画像では足がこうなっていたはず。
(๑º口º๑; ; ) ﾅﾝﾄ!


いつの間にか変更されています。角も接触するのでザグり拡張決定です。（続く）