2019年03月

2019年03月29日

お花見。

昨日は小倉城にお花見に行ってました。
少し外の空気も吸って気分転換です。
(((((◦ ˉ ˘ ˉ)(((٩(๑> ▽<)۶ ウホホー!
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満開ではありませんでしたが綺麗に咲いてました。いい天気でよかったです。

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さてリフレッシュした所でブログ更新です。

前回のグレッチのピックアップです。
このカバーを外すにはハンダを取らないといけないのですが既にハンダが割れてました。
これは好都合。(このピックアップに限らずカバーのハンダが割れるのはよくある事です)

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こっち側はしっかりくっついてましたけどこれ位のハンダの量ならすぐ外せます。

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外れました。ポッティングのワックスも少なくて簡単に取れてくれました。
(ピンボケしてますね。ごめん)

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カバーのこの跳ね上がってる部分を内側へ曲げ直します。曲げすぎると根元に筋が出来てしまうのでゆっくり慎重に。(撮影の為に片手になってますが実際は両手で持ってます)

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元通り取り付けて(カバーもハンダ付けして)完成。よしバッチリです。

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ハウリングしないかゲインをMAXにしたマーシャルの前でチェック。
弦をミュートしてないとすぐフィードバックするほど歪ませてますが(グレッチでこんなに歪ませて弾く人はいないと思うけど)ハウリングは起こりません。よし、こちらもOKです。

カバーの取り付けが甘いとすぐハウリングしますがフィルタートロンはカバーの上からネジで取り付けるのでハウリングしにくいのが助かります。(続く)


littlestone5014 at 15:49|PermalinkComments(0)

2019年03月24日

押してもダメ。

もうすぐ3月も終わりですね。場所によっては桜もちらほら咲いているようです。
次のお休みにはお花見に行きましょうかね。
;✿・:*Ψ*;・❀:・゚(・ω・。)(。・ω・)゚・;✿:・:*Ψ:*:・❀・KIMG1999
その為にも仕事しないといけません。↑今日はこちらのギターです。

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グレッチのデュオジェットですね。
地元で地道にバンド活動されていらっしゃる方のギターです。前職場から大変お世話になっております。
(o_ _)o))アリガトウゴザイマス

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問題はこのフロントピックアップ。カバーの中央が浮いてるのがお分かりでしょうか。

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音質には影響ないのですが演奏中にピックが挟まってしまってお困りのご様子です。
これはいくら押しても叩いても元には戻りません。一旦カバーを外して反対側に曲げ直す必要があります。

(ピックアップを下げるという方法もあるけどグレッチは構造的に下げるのが大変なのと、ピックアップの出力が弱いのであまり下げたくない)

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とりあえずピックアップを本体から外します。(続く)



littlestone5014 at 19:35|PermalinkComments(0)

2019年03月21日

精神集中。

今日は春分の日ですね。昼間はちょっと暑いくらいです。
٩(˙▿˙●)۶アッタカーイ!

毎週木曜日は定休日なんですが今日は祝日なので営業しています。
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↑さてさて前回からのTak Matsumoto DCですがサドルの溝切り作業です。
ナットと違って硬い金属に溝を切るので難易度が上がります。

今回は1弦と6弦の間を51ミリに設定してそれを5等分。10,2ミリ間隔で溝を切っていきます。

いつものナットの時と同じように目盛り付きマスキングテープを使って溝を切る場所にカッターで目印を付けていきます。(ちえちゃん撮影)

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それを目安に1弦用のナットファイルで軽く溝を切ったのがこちら。

今回のようにサドルのセンターをずらして溝を切ると後でひっくり返せないのでイントネーション(オクターブ)調整は溝を切る前に終わらせておきます。(6弦のサドルが反対向きなのはそのせい)

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…で、ここから徐々に溝を広げていきます。

うっかりヤスリを跳ねさせるとキズを付けてしまうので精神を集中させて挑みます。
ナットファイルはそもそも金属を削る用途には作られていないので跳ねやすいのです。
ε=(・o・*) ムズカシー

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ちなみにレスポールはブリッジが弦に対して斜めに取り付けられていますので溝もやや斜めに切ります。いやもう本当に気分の問題ですけどね。

画像は分かりやすいように極端に写してますけど、もちろん実際はこんなに斜めにしません。

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精神をすり減らしながら何とか(どこにもキズを付けずに)完成。

マスキングテープで養生しておけばいいのですが、溝の深さを確認しながら削るにはマスキングテープは邪魔になるのです。

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実際に弦を張ってみました。うむ。いい感じです。
弦の溝は演奏中に外れない必要最低限に留めたいところです。(削りすぎたらアウト)

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そんなこんなで完成です。トラスロッドカバーがかっこいいね!
ヽ(*゚∀゚)ノ カッチョイイー!

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コントロールノブがギブソン純正品に変わっているのにお気付きの方はいらっしゃるでしょうか?

最初はPRSのノブに交換されていたのですが、お客さんがブログの撮影用にと純正ノブを持って来てくださったのです。松本ファンには嬉しいですよね。ありがとうございました。


littlestone5014 at 16:01|PermalinkComments(0)

2019年03月17日

弦落ち防止。

ブログがエレキ関連ばかり続くのでエレキ専門のお店のような感じですが、アコースティックもウクレレもクラシックもリペアしてます。
ブログのネタがたまたまエレキに集中してしまっただけですのでアコースティックもおまかせください。(ネックリセットとか全塗装とかは出来ませんけど…)

エレキダケ?(´・∀・)σ (・ω・`)ソンナコトナイヨ
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↑…で、まぁ今日のブログもエレキなんですけどね。

電装系が終わったTak Matsumoto DCは次の作業です。今回はサドルを交換するので一旦ブリッジを分解します。

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オールパーツのブラスサドルに交換します。

こちらは弦の溝が切られていないので新しく溝を切る必要があります。溝付きもありますが今回はそれだと都合が悪いのです。

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こちらが元の状態です。
几帳面にサドルの真ん中に溝が切られていますがそのせいで1弦側のスペースが狭く、弦落ちしやすくなっています。

ギブソンのバインディング付きはフレットの有効長が見た目より狭い(フレット両端のバインディング部分はフレットとしては機能しない)ので尚更です。

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という事で今回はお客さんとの協議の結果、あえてセンターをずらして1弦側のスペースを稼ごうという事になりました。全体を少しづつ6弦側へ寄せていきます。

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こちらが補正後。かなりスペースを確保できました。画像だと僅かに見えますがプレイヤーからすると大きな違いです。

6弦のハイポジション側のスペースは少し狭くなりますがほとんど使わない所なので今回は無視します。

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位置決めが終わったらいよいよ溝切りです。これがけっこう難儀な作業なんです。(続く)


littlestone5014 at 21:23|PermalinkComments(0)

2019年03月13日

確実にアースへ。

前職場でもそうでしたがお客さんのギターの修理というのは皆さんが思う以上にプレッシャーを感じるものです。
気のせいかここ数日胃がキリキリしますな。
_:(´ཀ`」 ∠):_ イタタタ…
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↑それはさておき今日のブログ。
前回塗った導電塗料もしっかり乾いたのでこの部分をアースに落とします。
まずはスイッチ部分にリード線をハンダ付けしたラグを取り付けます。

この部分はスイッチの金属部分を介してアースに落とす事が可能なので無くてもよいのですが、今回はより確実にアースに落とす為にラグを取り付けます。

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で、そこから順にフロントPUのキャビティ、リヤPUのキャビティとつなげてリヤPUのキャビティからコントロール部へリード線が向かいます。

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しっかり導通しているかテスターでチェックします。導電塗料を塗った部分はしっかりアースに落ちていないとまったく効果がありません。
(塗らないよりマシでしょ、という声も聞こえますがアースに落ちてないなら塗らない方がマシです。)

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ひとまずスイッチを組み込みます。
実はこの配線材はベルデンのワイヤーにシールドをかぶせたお客さんのお手製3芯シールド線です。

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レスポール式の配線は3芯だと配線作業がかなり楽になりますね。

ただし通常のギブソン式のハンダ付けでは中のビニール被膜が溶けてしまう恐れがありますので別にアース線を追加しておきます。
シールド線の一部をほぐしてから拠り合わせてアース線をハンダ付け。

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見た目が悪いのでヒシチューブをかぶせておきます。

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毎度言ってますけどレスポールタイプの配線作業は億劫です。
周囲を焦がさないようにしっかり養生しておきます。

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とりあえず配線完了。
ここのラグにはさっきのPUキャビティからのアース線とテールピースアンカーからの弦アース線とそれらをポットへ落とすためのアース線の3本がハンダ付けされてます。
やっとゴールが見えてきました。(続く)


littlestone5014 at 22:38|PermalinkComments(0)