2019年04月

2019年04月30日

平成最後の。

今日は平成最後の日ですね。
明日から令和元年を記念してセールを開催いたします。5月1日と2日の二日間限りです。
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↑…で、平成最後のブログです。

前回のウクレレはエンドピンジャックの取り付け穴を開けます。
以前はリーマーと丸やすりでちまちま開けてましたが最近はタケノコドリル(ステップドリル)を使ってます。

事前に面取りカッターで面取りしておけば塗装がチップする事もありません。

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ここから手が入れられるので取り付けは普通のウクレレより簡単です。

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さてマイクの位置をどうするかですが説明書にはこの辺りを狙えと書いてます。
p■qω・´) フムフム… ナルホド…

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グースネックをぐにぐに曲げて説明書の指定する所にセットしてみます。
当たり前ですがマイク本体もグースネックも空中に浮いた状態にします。このへんでいいかな?

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共鳴板を元に戻します。
温度コントローラーで温度を最小に絞ったハンダごてで元々のホットボンドを溶かして再接着します。

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サウンドチェックを行って無事に完成。
外観はこのエンドピンジャックしか変化がありません。

コンデンサーマイクらしいリアルなサウンドは流石です。比較的ハウリングにも強いようなのでおすすめのピックアップシステムですね。



littlestone5014 at 18:24|PermalinkComments(0)

2019年04月27日

もうすぐ令和。

世間は新元号のお祝いモードですね。
消費拡大のチャンスなので当店も5月に入ったら令和セールを考えています…ふふふ…
ナニスルノ?(o ̄∇ ̄)σ ( ̄∇ ̄=) マダ ヒミツ
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↑さてさて今日のブログはウクレレのピックアップ取り付けの様子です。
なんとも珍しいレゾネーターウクレレ。

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構造的に一般的なアンダーサドルタイプのピエゾは取り付け不可能です。
コンタクトマイクを貼るかコンデンサーを仕込むかのどっちかですね。

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今回はお客さんから推薦されたTRIALのウクレレ専用コンデンサーマイクを仕込みます。
実はお客さんから聞くまでこんなのがあるとは知りませんでした。

グースネック付きのマイクと専用プリアンプのセットです。
↓詳しくはこちらを参照してください。 ρ(´ー`)コレ
https://zenbujapan.wixsite.com/trial/ukulele-inner-mic-preamp

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レゾネーター部分を分解していきます。
少し構造は違いますがレゾネーターギターをそのまま小さくしたような感じですね。

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ちなみにこれがレゾネーターギターの中身。
エピフォンのドブロです。(なぜか前職場で撮った画像があった)

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共鳴版はホットボンドで固定されてました。

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ホットボンドをカッターで切って外します。
非常に薄いアルミ製なので形を崩さないように慎重に扱う必要があります。(続く)


littlestone5014 at 18:46|PermalinkComments(0)

2019年04月21日

ダ○ソー恐るべし。

何とか体調も回復してきて通常運転に戻っております。
作業の遅れを取り戻す為に今日も頑張ってリペアに勤しんでます。
=͟͟͞͞٩(๑☉ᴗ☉)੭ु⁾⁾ヤッタルデー!
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↑さて前回のアコギのブリッジをいよいよ接着します。
接着前に仮り置きしてガタつきや隙間が無い事を確認しておきます。

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固く絞った濡れ雑巾で接着面を拭いて木屑を取り除きます。

これは接着面に適度な水分を与えてこのあとに塗るタイトボンドをより馴染みやすく(染み込みやすく)させるという効果もあります。(ちなみにこの画像は前職場での別のギターです)


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タイトボンドの量はこれぐらい。
(この画像も前職場でのまた別のギター。今回は急いでいたので写真を撮れませんでした。)

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しっかりクランプで圧着します。クランプを締めて行く時にブリッジがずれていく事があるので位置をしっかり確認しながらゆっくり締めていきます。

はみ出たタイトボンドはウェットティッシュなどで大雑把に拭き取ります。
以前は水を含ませた筆で丁寧に拭きとってましたが、隙間から水が入ってタイトボンドが薄まる危険性がありそうなので最近はやめました。(あとからでもウェットティッシュで簡単に拭き取れるしね)

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72時間放置してクランプを外します。当然ブリッジピンの穴は埋まっているのでドリルで穴を開け直します。
使っているドリルの径は4,8ミリ(ごめん4,2ミリだった)ですが最近はこんなハンパな径のドリルがダイソーに売ってるのがすごいですね。
( •̀o•́)ノl)) ヒャクハチエン!

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新しい弦を張ってチューニングしてみます。よしよし、しっかりくっついております。

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別アングルからもう一枚。
念のためにこのまま一晩放置して問題なければお返しとなります。

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翌日異変は見られなかったのでこれにて作業完了です。
これからも大事に使ってくだされば幸いであります。
(*- -)(*_ _)


littlestone5014 at 18:59|PermalinkComments(4)

2019年04月17日

営業再開。

前回のブログ更新時から何だか体調がおかしいと思ってましたが風邪を引いていたようです。
しばらくは仕事してましたがどうにも身体が動かなくなって昨日は臨時で休業させていただきました。
ダイジョウブ? (;゚_゚)σ (″゚ω゚゛;) ドウニカネ
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自営は身体が資本なので今まで以上に体調管理をしっかりしないといけませんね。

↑さて前回のアコギは(諸事情でメーカーは伏せます)塗装を剥いでいきます。
ブリッジが簡単に取れたのは良いのですがその分剥がす面積が広くて大変です。

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横着せずに地道にちまちま剝がします。
塗膜が薄いのが幸いでした。(分厚い場合はアイロンで温めて剝がします)

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剥ぎ終わりました。木部まで削り落とさないようにしないといけないので地味に手間が掛かります。(これだけで2時間くらい掛かった)
(*´-ω-`) ツカレタ…

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表面がボコボコなのでペーパーで整えます。

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こんな感じ。ブリッジと隙間なくピッタリ密着させないと十分な接着強度が得られません。

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ブリッジ裏に残った接着剤も除去します。

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そんなこんなで接着準備ができました。(続く)


littlestone5014 at 17:42|PermalinkComments(4)

2019年04月12日

寒の戻り。

暖かい日が続いたかと思うと急に寒くなったりで気温の変化に身体が付いていきませんね。
風邪ひかないように気をつけましょう。
ε= ε=o(+ω+,,) ゲホゲホ
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↑さて今回のブログはひさしぶりにアコースティックです。どんなリペアかと言いますと…

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ブリッジが剥がれかかってます。かなり広範囲に及んでいますね。

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ブリッジピンより後方はほとんど剥がれてます。
一度全部剥がしてから下地を作って再接着しないといけません。

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ブリッジを剥がす前に弦を外そうとブリッジピンを引っ張ったら取れました。
こんなに簡単に剥がれるのは何かおかしいです。

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接着面を見ると塗装を剥がさずにそのまま接着されてました。うーむ…そりゃあ剥がれるよね…
(一般的にブリッジの接着面の塗装は剥いで、もしくはマスキングしておいて木部同士で接着されるようにします)

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再接着のためにブリッジ下の塗装を剥がします。今回は剥ぐ面積がいつもよりかなり広いので大変です。
(ノД`)トホー

ブリッジの外周ピッタリに塗装を剥ぐ訳ですがカッターで塗装に切り込みを入れておいて接着面以外まで剥がれてしまわないようにしておきます。(続く)


littlestone5014 at 19:04|PermalinkComments(0)