2020年12月
2020年12月30日
バーニー レスポールモデル レストア編・その5
早いもので2020年最後の営業日です。ありがたい事に今年も実に多くのギターをリペアさせていただきました。おかげさまで無事に年が越せそうです。
アザマース! (_ _*(・ω・*)三(*・ω・)*_ _) アザマース!

さて年内最後のブログ。前回より続いておりますレスポールを仕上げます。
あとは弦を張るだけなのですがその前にブリッジのサドルに溝を切ります。一応溝は切られていますが目印程度ですのでナットファイルで少しずつ拡げていきます。
このブリッジは指板Rが400Rで設定されていますが今回のレスポールの指板Rは300Rです。
1,2,5,6弦の溝を少し深めにしていくらかでも指板Rに沿うようにします。

これまでの経験上ABR-1タイプのブリッジは3弦のサドルがオクターブチューニングの調整範囲を超える事が多いです。
一旦サドルを外して前後をひっくり返しておきます。弦の支点が後方にズレますのでその分調整範囲に余裕が生まれます。

ストラップピンのネジ穴が効かなくなっていたので埋めて改めてネジ穴を開けます。ストラップピンが外れてギターを落とした人はこれまでたくさん見てきました。

弦を張ります。毎度のSITの弦パワーワウンドS1046です。
輸入代理店である(株)TMC様には独立開業時に助けていただいたご恩があるのでいつもSITばかり使っております。

ロックペグなので弦を張るのはものすごく簡単です。数分で完了します。

トラスロッドを調整してカバーを取り付けます。一仕事終わったと感じる瞬間です。
(((φ(・∀・。) オワッター♪

交換したブリッジとテールピースです。ネジ類も新品に交換しています。ピカピカの新品は気持ちがいいですね。
テールピースの上のビニールは工場の出荷時に貼られた保護ビニールです。お客さんにお渡しするまでは剥がさずにそのままにしておきます。

お待たせしました!完成です!
ピックアップも前後を入れ替えて使い勝手が良くなりました。ご依頼ありがとうございます。
新年は4日(月)より営業開始です。2021年もよろしくお願いいたします。
アザマース! (_ _*(・ω・*)三(*・ω・)*_ _) アザマース!

さて年内最後のブログ。前回より続いておりますレスポールを仕上げます。
あとは弦を張るだけなのですがその前にブリッジのサドルに溝を切ります。一応溝は切られていますが目印程度ですのでナットファイルで少しずつ拡げていきます。
このブリッジは指板Rが400Rで設定されていますが今回のレスポールの指板Rは300Rです。
1,2,5,6弦の溝を少し深めにしていくらかでも指板Rに沿うようにします。

これまでの経験上ABR-1タイプのブリッジは3弦のサドルがオクターブチューニングの調整範囲を超える事が多いです。
一旦サドルを外して前後をひっくり返しておきます。弦の支点が後方にズレますのでその分調整範囲に余裕が生まれます。

ストラップピンのネジ穴が効かなくなっていたので埋めて改めてネジ穴を開けます。ストラップピンが外れてギターを落とした人はこれまでたくさん見てきました。

弦を張ります。毎度のSITの弦パワーワウンドS1046です。
輸入代理店である(株)TMC様には独立開業時に助けていただいたご恩があるのでいつもSITばかり使っております。

ロックペグなので弦を張るのはものすごく簡単です。数分で完了します。

トラスロッドを調整してカバーを取り付けます。一仕事終わったと感じる瞬間です。
(((φ(・∀・。) オワッター♪

交換したブリッジとテールピースです。ネジ類も新品に交換しています。ピカピカの新品は気持ちがいいですね。
テールピースの上のビニールは工場の出荷時に貼られた保護ビニールです。お客さんにお渡しするまでは剥がさずにそのままにしておきます。

お待たせしました!完成です!
ピックアップも前後を入れ替えて使い勝手が良くなりました。ご依頼ありがとうございます。
新年は4日(月)より営業開始です。2021年もよろしくお願いいたします。
littlestone5014 at 16:27|Permalink│Comments(0)
2020年12月19日
バーニー レスポールモデル レストア編・その4
北九州は先週から急激に冷え込んできて数日前には雪まで降ってました。今日は天気も良くて幾分暖かいですがそれでも風は冷たいですね。
{{{{(* ̄д ̄)}}}}サムイー

隙間風に震えながらブログ更新。
先日からのレスポールですがブリッジ交換です。GOTOHのABR-1タイプ、GE104Bを使います。テールピースはGE101Z(亜鉛ダイキャスト製、いわゆる重い方)です。

スタッドボルトをブリッジに付属の新しい物に交換します。そのままでも別段問題ありませんがやはり気分的にはピカピカの新品にしたいところです。
以前にもやりましたが合わせナットの要領でサムナットを互いに締め合わせてロックさせます。(もちろん古い方のサムナットを使います)

今回はそんなにキツく締まっていなかったので指で回して外せました。(まあまあ力が必要でしたが…)

さっきのサムナットを外して新しいスタッドボルトに咬ませます。

トグルスイッチのレンチとスパナを駆使してしっかり締め合わせます。撮影の都合上片手になってますがもちろん両手で作業しております。

スタッドボルトの先端にごく少量クルマ用の固形ワックスを塗っておきます。高価ですがカルナバワックスの入った物が潤滑性も良くていいですね。

締め込んでいきます。スタッドボルトの長さの半分くらい締め込むとちょうど良い塩梅ですが弦高によっては少々微調整も必要かも知れません。今回は1弦側を1mmほど低くしています。

サムナットを緩めて新しい物を取り付けます。うむ、やはりピカピカなのは気分が良いですね。(続く)
{{{{(* ̄д ̄)}}}}サムイー

隙間風に震えながらブログ更新。
先日からのレスポールですがブリッジ交換です。GOTOHのABR-1タイプ、GE104Bを使います。テールピースはGE101Z(亜鉛ダイキャスト製、いわゆる重い方)です。

スタッドボルトをブリッジに付属の新しい物に交換します。そのままでも別段問題ありませんがやはり気分的にはピカピカの新品にしたいところです。
以前にもやりましたが合わせナットの要領でサムナットを互いに締め合わせてロックさせます。(もちろん古い方のサムナットを使います)

今回はそんなにキツく締まっていなかったので指で回して外せました。(まあまあ力が必要でしたが…)

さっきのサムナットを外して新しいスタッドボルトに咬ませます。

トグルスイッチのレンチとスパナを駆使してしっかり締め合わせます。撮影の都合上片手になってますがもちろん両手で作業しております。

スタッドボルトの先端にごく少量クルマ用の固形ワックスを塗っておきます。高価ですがカルナバワックスの入った物が潤滑性も良くていいですね。

締め込んでいきます。スタッドボルトの長さの半分くらい締め込むとちょうど良い塩梅ですが弦高によっては少々微調整も必要かも知れません。今回は1弦側を1mmほど低くしています。

サムナットを緩めて新しい物を取り付けます。うむ、やはりピカピカなのは気分が良いですね。(続く)
littlestone5014 at 15:42|Permalink│Comments(0)
2020年12月07日
バーニー レスポールモデル レストア編・その3
さて前回からのバーニーのレスポールですが電装系が終わりましたので次はハードウェアです。まずはペグから交換します。

今回はクルーソンタイプのペグからロトマチックタイプへ変更しますので表のブッシュを抜く必要があります。
その前にブッシュが塗料や突板と固着していないか確認します。これをせずにいきなり抜くと塗装や突板がめくれる事がありますので表から治具を差してグリグリこねくり回して確認します。(接着されている時もある)

今回は固着していなかったので裏から叩いて取り出します。

クルーソンタイプからロトマチックタイプへ変更する時はペグ穴を拡張する必要があります。本来はボール盤を使って正確に垂直に開けるのが最適ですがレスポールはヘッドに角度が付いていますのでそれはそれで作業が困難です。
ですが工夫次第で手作業でも綺麗に拡張する事も可能です。ややリスキーなので詳しい方法は伏せますが使う工具は面取りカッター、ステップドリル、竹用ドリルの3つです。左から使う順番に並べています。(あとは想像してみてちょ)

慣れればこれ位には仕上げられます。
ドヤァ (`・ω´・) (゜д゜#) イバルナ!

取り付けるのは毎度のGOTOH製。品質、お値段、耐久性申し分ありません。
車はトヨタ、家電は松下、ギターパーツはGOTOHです。(…と専門学校の先生が言ってた)

SG301のMG-T(マグナムロックトラディショナル)です。
裏のツマミを回して弦を固定するロックタイプペグとしてはごくオーソドックスなペグです。見た目が少々ゴツくなるのと若干重量が増えるので好みは分かれますが弦交換はものすごく簡単に行えます。

とりあえず仮置きしてネジの位置を探ります。さてどんな風に並べましょうかね。

こんな風にヘッドの形に合わせて斜めに取り付けるパターンもありますけど…

今回は真っ直ぐに取り付けてみます。

よく研いだ千枚通しで目打ちします。

ネジの下穴は最近になってテーパードリルを使うようになりました。

先が細いのでマホガニーのような柔らかい木材でもネジがしっかり締まります。

きつ過ぎずゆる過ぎずちょうど良い締め具合です。

表のブッシュも取り付けてペグ交換は完了です。次はブリッジ周りかな。(続く)

今回はクルーソンタイプのペグからロトマチックタイプへ変更しますので表のブッシュを抜く必要があります。
その前にブッシュが塗料や突板と固着していないか確認します。これをせずにいきなり抜くと塗装や突板がめくれる事がありますので表から治具を差してグリグリこねくり回して確認します。(接着されている時もある)

今回は固着していなかったので裏から叩いて取り出します。

クルーソンタイプからロトマチックタイプへ変更する時はペグ穴を拡張する必要があります。本来はボール盤を使って正確に垂直に開けるのが最適ですがレスポールはヘッドに角度が付いていますのでそれはそれで作業が困難です。
ですが工夫次第で手作業でも綺麗に拡張する事も可能です。ややリスキーなので詳しい方法は伏せますが使う工具は面取りカッター、ステップドリル、竹用ドリルの3つです。左から使う順番に並べています。(あとは想像してみてちょ)

慣れればこれ位には仕上げられます。
ドヤァ (`・ω´・) (゜д゜#) イバルナ!

取り付けるのは毎度のGOTOH製。品質、お値段、耐久性申し分ありません。
車はトヨタ、家電は松下、ギターパーツはGOTOHです。(…と専門学校の先生が言ってた)

SG301のMG-T(マグナムロックトラディショナル)です。
裏のツマミを回して弦を固定するロックタイプペグとしてはごくオーソドックスなペグです。見た目が少々ゴツくなるのと若干重量が増えるので好みは分かれますが弦交換はものすごく簡単に行えます。

とりあえず仮置きしてネジの位置を探ります。さてどんな風に並べましょうかね。

こんな風にヘッドの形に合わせて斜めに取り付けるパターンもありますけど…

今回は真っ直ぐに取り付けてみます。

よく研いだ千枚通しで目打ちします。

ネジの下穴は最近になってテーパードリルを使うようになりました。

先が細いのでマホガニーのような柔らかい木材でもネジがしっかり締まります。

きつ過ぎずゆる過ぎずちょうど良い締め具合です。

表のブッシュも取り付けてペグ交換は完了です。次はブリッジ周りかな。(続く)
littlestone5014 at 18:03|Permalink│Comments(0)










