さてさて前回からのイーグルですがパーツを洗浄してる合間に電装系のリペアに取り掛かります。

ボリュームポットは接点復活剤を吹き付けてもガリノイズが消せなかったので交換します。復活剤と言ってますが駄目なものは復活しません。（個人的には接点復活剤ではなく接点洗浄剤）
ﾌｯｶﾂｼﾅｲﾉ? (´・ω・) (´‐ω‐｀)ｼﾞｮｳｷｮｳｼﾀﾞｲ


トーンポットも同様なので交換です。しかし現在はこの規格の国産ポットが生産終了で入手は困難になってきました。


という事で最近流通数が増えてきたALPHA製の同規格のポットに交換します。

回転トルクがやや重めですが特に使用上の不具合などは感じません。ただハンダの乗りが悪くて作業する側としてはちょっと大変です。
(((φ(꒪ཀ꒪ )ｳｰﾝ…


トーンも同様。ペーパーで表面を荒らして、ペーストも併用するといくらか作業性が向上するようです。


コントロールパネルの裏にアルミ箔が貼られていましたがアースに落とされていなかったので別途アルミグラスメッシュテープを貼り付けトーンポットを介してアースへ落とします。


次はバッテリーハーネスを交換します。断線しそうだったのとテープでの絶縁が大ざっぱで不安が残ります。


交換後がこちら。熱収縮チューブでしっかり絶縁します。


ジャックも接触不良があったので交換です。耐久性を重視してスイッチクラフトのステレオジャックを使用します。ステレオジャックですが実際はモノラルアウトです。


ステレオのリング側端子に電池のマイナス線（この画像だと白の線）を繋げるとシールドを抜いた状態では電池のマイナス線がどこにも通電していない宙ぶらりんの状態です。

シールドが差し込まれて初めて電池のマイナス線がアースへ通電します。シールドの抜き差しがスイッチ代わりという事ですね。なのでシールドが差しっぱなしだと弾いていなくても電池がどんどん減っていきます。（何を今更と思う方もいらっしゃるでしょうが意外にご存知ない方が多いのです）


次は無くなっていた電池ホルダーの取り付けです。（続く）

新年あけましておめでとうございます…ってもう1月も半ばですね。昨年末から大忙しでまたブログが更新できないでいました。
((σ(;;ФωФ;)ｲｿｶﾞｼｶｯﾀﾉﾖ

という事で今年最初のブログ。今回はこちらのBCリッチイーグルです。


かなり長期間放置されていたそうでメッキもくすんで塗装面もかなり汚れています。クリーニングと再セットアップのご依頼です。


指板もなかなかにすごい状態です。これもキレイにします。
((((;ﾟдﾟ))))ﾋｮｴｰ


錆びているネジは新品に交換します。ピックアップのポールピースは磨けるだけ磨きます。


ブリッジも一緒にクリーニングします。


電装系はボリュームとトーンからガリが出ていて接点洗浄剤では回復しませんでしたので新品交換です。

電池のフタと電池ホルダーが無くなっていますのでこれの再生と電池スナップも断線しそうなのでこちらも新品に交換します。（電池は内蔵のゲインブースター用でピックアップはパッシブです）


ひとまず分解して金属パーツ類のクリーニングです。タバコのヤニのような物がこびり付いていたので毎度のマジックリンに漬けておきます。


ブリッジは大きいのでジップロックに入れてマジックリンに浸しておきます。少ない量で全体を効率よく浸す事ができます。このまま24時間放置します。


部品が何もない時に塗装面をポリッシュで磨きます。ポリ塗装なので少し磨くだけでピカピカになってくれます。（続く）