なんとかビグスビーの取り付けが終わったＳＧですがいよいよ仕上げです。
　(´･ω･`) ﾅｶﾞｶｯﾀﾅｰ
＿(__つ/￣￣￣/＿
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ペグの交換です。GOTOHのSG301MG-Tマグナムロックトラッドを取り付けます。

ちょっと（かなり？）重たいペグで普通のSGに取り付けるとヘッド落ちが更にひどくなりますが今回はゴツいビグスビーB7を取り付けているので問題ないと思われます。


こちらが元々付いていたペグと同じタイプの物です。いわゆるクルーソンタイプですね。（※これはドイツのシャーラー製ですが現在は台湾製の物も多いです）


クルーソンタイプですが表からネジ式のペグブッシュで固定するのでポストの根本までハウジングがあります。そのためペグ穴はΦ10で開けられているのでロトマチックタイプへの交換が容易です。


元々のネジ穴は埋めておきます。上側は爪楊枝で埋めて調色した塗料でタッチアップ。質の良い爪楊枝は色が白い上に肌理も細かいので仕上がりもキレイです。（セブンイレブンの割り箸に付いている爪楊枝が素晴らしい品質です）

下側は強度がそこそこ必要なのでウォルナットで埋めて新たにネジ穴を開け直しています。よく見るとお分かりになるかと思いますがネジ穴がネジ半分くらいズレているのです。


あとは付けるだけ。ネジ穴が正しい位置にきっちり開いているとネジもスムーズに入っていきます。


表は付属のネジ式ペグブッシュで固定。あまり強く締め付けると塗装が割れたりヘコんだりするのでほどほどに。


これでやっと弦が張れます。カラハムのストリングシャフトは本当に楽ですね。


完成！ピックガードは黒、白、ミラーと3種類から選べる状態ですがとりあえずミラーにしてみました。カッコいいー！
ヽ(☆∀☆ )ﾉ ｵﾎｰ!

思った通りと言いますか手に持った時にずっしりと重さを感じるギターになりました。（測ってませんが4kgまでは行ってないと思います）


うーむピカピカ。ピックアップカバーもクロームなので周囲が写り込んでいますね。

センターPUのエスカッションはギブソン純正のリヤ用を削ってフロントとリヤの中間になるように高さを調整しています。


ピックガードの断面は可能な限り研磨して目立たないようにしています。

過去にない作業の連続でしたがもう何度かライブでも活躍してくれて一安心です。ご依頼ありがとうございました。

早いものでもう8月ですね。北九州はまたも蔓延防止等重点措置の対象区域になりましたがうちは相変わらずの通常営業です。
_(ÒωÓ๑ゝ∠)_ ｼｺﾞﾄｼｺﾞﾄ!

さてヒンジをひっくり返したビグスビーは次の作業です。

弦を引っ掛けるピンをすべて抜き取っています。途中で折れる事もありますが今回は珍しく6本とも折れずに抜けました。何をしているかと言うとですね…


カラハムのストリングシャフトへ交換するのでその為に抜いていました。このシャフトは弦を通すための穴が貫通しているので弦交換が簡単になります。


元のシャフトと交換するだけです。ビグスビーの定番カスタムですね。


さていよいよ取り付けです。無理のない角度で付けられるように赤丸の所を削っています。


削らないとここがボディに接触するんですね。ほんのわずかに隙間が出来るようにしています。

少し上側に取り付けても良かったのですがそれだと角度がきつくなってテールピースアンカーに余計な負荷が掛かりそうでした。


本来ビブラメイトを併用する場合はヒンジ部分に付属のプレートを挟む事でネジ穴は開けなくても取り付け可能です。

しかし今回はそのプレートを挟むスペースはありませんのでご了承いただいた上で直接ネジ止めする事になりました。（取り付けの時間は5分ですが位置決めに2時間悩んでました…）


元々のエンドピンのネジ穴はややセンターがずれていましたので一旦埋めて開け直しています。近年のギブソンによく使われている青いプラ製のアンカーはこれと言った効果を感じませんので取り除いてマホガニーで埋めてからややきつめにネジ穴を開け直しています。（続く）