急に冷え込んできましたね。秋を飛ばしていきなり冬がやってきたようです。急激な気温の変化に身体がついてきませんね。
{{{{（*￣д￣）}}}}ｻﾑｲﾈ

さてさて前回からすっかり間の開いてしまったオービルのレスポールですが、汚れのひどかった部品をマジックリンに漬けておきます。手垢やそれに付着した埃、タバコのヤニなどはこれが一番きれいになります。


ピックアップはさすがにマジックリンに漬ける訳にはいきませんので別に磨きます。


こっちが磨く前。


こっちが磨いた方。指がいくらか映り込むようになりました。


バイギブなのでピックアップはギブソンでした。


次はジャックです。20年ほど経過していますのでかなり表面のメッキが劣化しています。

ペーパーで磨いて接点復活剤で拭けばまだもう少し使えそうですが一時しのぎになる事が多いので新品に交換します。


こちらが新品。スリーブ内壁がピカピカです。（反対側から光を当ててます）


ギブソンでよく見る金属メッシュのシールド線は特にご指定が無ければこうやっています。

シールドの網線を一度ほぐす必要がありますが端子へのハンダ付けは容易です。ホット側にヒシチューブをかぶせているのは布の被覆がほつれてたからで特に深い意味はありません。　


こんな感じ。後に交換が必要になっても作業が簡単です。


次はナットです。残っていた接着剤を取り除いて新しいナット材とのフィッティングを確認しています。（続く）

早いものでもう10月です。忙しくて時間があっという間に過ぎていきますね。ブログのネタはたくさんあるのですがなかなか更新できません。
　∧,,∧
.(#´ω｀) ｲｿｶﾞｼｰ
　U　U 　

なんとか合間を見ながら更新しています。今回のブログはこちらのレスポールです。


オービルのレスポールです。オービル バイ ギブソンの表記がある事からバイギブと呼ばれる事が多いですね。90年代にかなりの数が販売されたようで今でもリペアや調整のご依頼が多いギターです。


かなり長期間放置されていたようで金属パーツがすっかりくすんでいます。また弾けるようにオーバーホール作業をご依頼いただきました。


電装回りは特に問題ありませんでしたがジャックだけは交換した方が良さそうです。


あとはオービルでよくあるポジションマークの浮き。


あちこち浮いてますね。ひどいと剥がれ落ちて紛失する事もあります。


問題なのがこちらのナット。どこかに交換を依頼したそうですが非常に雑な仕上げにがっかりのご様子です。


6弦側から見たところ。
σ( -ˇ.ˇ-。)ｳｰﾑ…


何とも言えませんが作業した人に何か深刻な事情があったのかも知れません。（と思いたい。僕も昔はひどかった）


とりあえず外します。弦の太さに合わせた溝は切っているので専用の工具は持っていたのでしょうね。


その他のパーツも外してクリーニングです。（続く）