亡きご友人の形見として譲り受けた涙のJJ-4はいよいよ最後の組み込み作業です。ピックアップ等の電装パーツを配線していきます。
((( つ•̀ω•́)つｼｱｹﾞﾙﾖ!

今回用意した電装パーツです。CTSのミリ規格のポットとスイッチクラフトのモノラルジャック、配線材にはプロビデンスFW-800そしてベースでは珍しい3wayのトグルスイッチ。これは前後のピックアップセレクターとして使います。

最近はスイッチでピックアップを切り替えるベースはあまり見かけなくなりましたがこのJJ-4の初期モデルにはトグルスイッチが搭載されていました。当時のJJ-4を知る方にとっては懐かしく感じるのではないでしょうか。（現行モデルはトグルスイッチがありません）


ピックアップは何を乗せるかしばらく悩みました。パっと頭に浮かぶのはバルトリーニ、アギュラー、セイモアダンカン、ノードストランド、サドウスキーあたりですかね？
ﾄﾞﾚﾆｼﾖｳ…σ(´ x `;*).｡oஇ


悩んだ末に国産のベースという事でピックアップも国産のGOTOH製を選んでみました。

前述の有名ピックアップメーカーの製品に比べますと安価ですが負けず劣らずの品質です。おそらく当時もGOTOHかそれに準ずる物が搭載されていたと思います。

※ちなみにペグのGOTOHとピックアップのGOTOHは別会社。


クラシックαという少しパワーのあるロック向きのピックアップです。下のスポンジは真ん中で切って半分に分けて敷くと傾きの調整がしやすくなります。（気分の問題）


電装回りの配線はこんな感じ。左からフロントボリューム、リヤボリューム、マスタートーン、トグルスイッチです。

コントロールパネルが無くボディに直付けなのでのちのメンテナンス性を考慮して配線はやや長めにしています。


ジャックはサイドマウントです。猫目のジャックプレートで固定します。


コントロール部の裏パネルが無くなっていたので新規に制作です。紙型を作って1プライのピックガード材から切り出します。


シンプルな形状なので割りに簡単に作れました。


弦を張ります。当店はベースにもSIT弦をおすすめしております。


以前から言ってますがフェンダータイプのヘッドだと3弦はテンションが掛かりにくいです。ポストへの巻き数を多めにしてナットからヘッドまでの角度をきつくしておきます。


弦高やオクターブチューニングを調整して完成！良いベースに仕上がったので天国から復活した愛器を見てほしいですね。ご依頼ありがとうございました。