2022年10月
2022年10月18日
グレコ FW-140(ホワイトファルコン)レストア編・その1
ヤフオクやメルカリでジャンクに近い魔改造を施されたギターを目にする事があります。楽器として使えるのか怪しい物もあるのですがそういったギターのレストアも近年増えてきたお仕事です。

今回はそんなホワイトファルコンです。

グレッチじゃなくてグレコのスーパーリアルプロジェクトシリーズのWF-140というモデル。フジゲンが製造していたようです。

あちこちに手を加えられているのですがまずはこの謎のロックナット。チューニングを少しでも安定させようとしたのでしょうか。
エッ! ( ๑ºдº๑) ( •̀ω•́ ;) ビックリダヨネ

なんと裏止め。塗装面にヒビが入っていますが木部に大きなダメージは無いようです。このロックナットを除去して元々の仕様に戻すというご依頼ですがさてさてどうしましょうかね?
σ(・´-・`*) コマッタネ

ブリッジの台座は大胆にもネジで直に止められています。
通常は弦のテンションでボディに押し付けているだけなので演奏中に動かないように固定する方も多いのですがこれは流石に美観を損ねますので修正します。(ホワイトファルコンは美しさが大事です
)

今回はピックアップも含めて電装パーツをすべて交換のご依頼もいただいております。毎度ハコ物の電装回りは億劫になるのですがこのギターにはメンテナンスホールがあります。

カバーはボタン止めなので引っ張って外せます。その下に今度はプラ製のカバーがあるのですがなんとも手作り感のあふれるカバーです。

これを外すとメンテナンスホールが現れます。

そこからカメラを入れて撮影してみました。左に見えるスイッチはスタンバイスイッチ(on/offスイッチ)です。

ピックアップはあとから交換されているようです。配線の取り回しは大雑把ですね。

とりあえず全部の部品を外に引っ張り出します。

ピックアップはギブソンでしょうか?
ボビンを止めるビスが1本だけ残して他は無くなっているのが気になります。ピックアップ自体にも手を加えているのかも知れません。

足が干渉する部分が大胆に削られています。スプリングもスポンジも介さない本当のダイレクトマウントでした。(高さ調整不能)

ロックナットも外してみましたが元々はゼロフレット仕様のようです。

何はともあれまずはこれをどうにか埋めてしまわないといけません。(続く)

今回はそんなホワイトファルコンです。

グレッチじゃなくてグレコのスーパーリアルプロジェクトシリーズのWF-140というモデル。フジゲンが製造していたようです。

あちこちに手を加えられているのですがまずはこの謎のロックナット。チューニングを少しでも安定させようとしたのでしょうか。
エッ! ( ๑ºдº๑) ( •̀ω•́ ;) ビックリダヨネ

なんと裏止め。塗装面にヒビが入っていますが木部に大きなダメージは無いようです。このロックナットを除去して元々の仕様に戻すというご依頼ですがさてさてどうしましょうかね?
σ(・´-・`*) コマッタネ

ブリッジの台座は大胆にもネジで直に止められています。
通常は弦のテンションでボディに押し付けているだけなので演奏中に動かないように固定する方も多いのですがこれは流石に美観を損ねますので修正します。(ホワイトファルコンは美しさが大事です

今回はピックアップも含めて電装パーツをすべて交換のご依頼もいただいております。毎度ハコ物の電装回りは億劫になるのですがこのギターにはメンテナンスホールがあります。

カバーはボタン止めなので引っ張って外せます。その下に今度はプラ製のカバーがあるのですがなんとも手作り感のあふれるカバーです。

これを外すとメンテナンスホールが現れます。

そこからカメラを入れて撮影してみました。左に見えるスイッチはスタンバイスイッチ(on/offスイッチ)です。

ピックアップはあとから交換されているようです。配線の取り回しは大雑把ですね。

とりあえず全部の部品を外に引っ張り出します。

ピックアップはギブソンでしょうか?
ボビンを止めるビスが1本だけ残して他は無くなっているのが気になります。ピックアップ自体にも手を加えているのかも知れません。

足が干渉する部分が大胆に削られています。スプリングもスポンジも介さない本当のダイレクトマウントでした。(高さ調整不能)

ロックナットも外してみましたが元々はゼロフレット仕様のようです。

何はともあれまずはこれをどうにか埋めてしまわないといけません。(続く)
littlestone5014 at 18:28|Permalink│Comments(0)
2022年10月01日
フライングV カスタマイズ編その・2
いつの間にやら10月です。今年もあと3ヵ月とは時間の経つのが年々早く感じますね。
_( _ ˙ ꒳ ˙)_ アットイウマダ…

さて前回のフライングVはシーラーが乾くまでの間にピックアップ交換。新しく搭載するピックアップはセイモアダンカンの定番、59モデル(SH-1)とJB(SH-4)です。
それまで搭載されていたリヤのピックアップはフロント用の低出力タイプでしたのでガツンとパワフルなサウンドが期待できます。

JBは4芯シールドですがごく普通のシリーズ配線。電装回りの部品がすべてピックガードに載っているのは修理屋には嬉しい設計です。

リード線は少し長めに残しておきます。あとで違う楽器に載せたくなった時やピックアップを売却したりする時には長い方が都合がいいです。

ひとまずピックアップ交換完了。ヘッドの塗装に移ります。

調色したラッカー(白にクリアイエローを少量混ぜたもの)を刷毛でペタペタ塗り重ねます。筆ムラだらけですがこのあとエイジド加工を施すので色が乗っていればよしです。

乾燥後に表面を均したあとに周囲の塗装の劣化具合に合わせてちょこちょこ剥いだり傷を入れたりします。

これぐらいにしておきます。元の塗装との境目は見えますが遠目には目立ちません。(という事にしておいてください
)

弦を張ったら実際にアンプに繋いでピックアップの高さ調整を施します。特にご指定がなければ前後のピックアップを切り替えた時の音量差が少なくなるように調整しております。

先端が丸くなると雰囲気がガラっと変わりますね。ご依頼ありがとうございました。(マイケルシェンカーが大好きな方ですので弦の余分は切りません)
こちらは北九州で活動中のCYRANO RECORDS(シラノレコーズ)の代表CYRANO氏のギターでした。2015年に設立されて今年の春には8枚目のアルバム「ROCK ME2」がリリースされております。(
詳しくはこちらのリンクをクリック!)
音源は各ストリーミングサービスより配信されています。視聴も出来ますのでぜひ聴いてみてください。
♡(人>ω<*)
_( _ ˙ ꒳ ˙)_ アットイウマダ…

さて前回のフライングVはシーラーが乾くまでの間にピックアップ交換。新しく搭載するピックアップはセイモアダンカンの定番、59モデル(SH-1)とJB(SH-4)です。
それまで搭載されていたリヤのピックアップはフロント用の低出力タイプでしたのでガツンとパワフルなサウンドが期待できます。

JBは4芯シールドですがごく普通のシリーズ配線。電装回りの部品がすべてピックガードに載っているのは修理屋には嬉しい設計です。

リード線は少し長めに残しておきます。あとで違う楽器に載せたくなった時やピックアップを売却したりする時には長い方が都合がいいです。

ひとまずピックアップ交換完了。ヘッドの塗装に移ります。

調色したラッカー(白にクリアイエローを少量混ぜたもの)を刷毛でペタペタ塗り重ねます。筆ムラだらけですがこのあとエイジド加工を施すので色が乗っていればよしです。

乾燥後に表面を均したあとに周囲の塗装の劣化具合に合わせてちょこちょこ剥いだり傷を入れたりします。

これぐらいにしておきます。元の塗装との境目は見えますが遠目には目立ちません。(という事にしておいてください

弦を張ったら実際にアンプに繋いでピックアップの高さ調整を施します。特にご指定がなければ前後のピックアップを切り替えた時の音量差が少なくなるように調整しております。

先端が丸くなると雰囲気がガラっと変わりますね。ご依頼ありがとうございました。(マイケルシェンカーが大好きな方ですので弦の余分は切りません)
こちらは北九州で活動中のCYRANO RECORDS(シラノレコーズ)の代表CYRANO氏のギターでした。2015年に設立されて今年の春には8枚目のアルバム「ROCK ME2」がリリースされております。(
音源は各ストリーミングサービスより配信されています。視聴も出来ますのでぜひ聴いてみてください。
♡(人>ω<*)
littlestone5014 at 18:38|Permalink│Comments(0)










