2022年12月
2022年12月30日
今年一年を振り返る。
気付けば今日が年内最後の営業日です。
ここ数ヶ月は過去最高に忙しくてブログの更新が滞っていましたが久しぶりに更新です。今年最後のブログは2022年に入ってからのリペア作業をダイジェストでご紹介したいと思います。
Σ((( つ•̀ω•́)つ イッテミヨー!

こちらはギブソンのレスポールカスタム。
楽器店時代にナット交換とフレットのすり合わせを施しましたがフレットの摩耗が進行しましたので交換となりました。指板修正中にインレイの一部が削れてしまって修復に手間取った記憶があります。

こちらはパッシブピックアップからEMGへの交換作業。
電池はコントロールキャビティに収めたのですがスポンジと滑り止めマットを両面テープで貼り合わせたものを中へ敷いてみました。ぐらつかずしっかり保持できたので我ながら良いアイデアです。(笑)

今年はアコギのブリッジ剥がれの修理も多かったです。以前はアイロンを使っていましたが現在はラバーヒーターを導入したおかげでかなり時間を短縮する事ができました。(光の加減で色合いがかなり違って見えますが同じ個体です)
※ハンダごての温度コントローラーで温度の調整をしております。

12弦ギターのリペアも。
ナット交換とアジャスタブルサドルを廃して通常のサドルに作り替えました。アジャスタブルサドルの溝をローズウッドで埋めてから新規にサドル溝を切り直しと文字にすると地味ですがかなり手間が掛かった記憶があります。

こちらはストラトのピックアップ交換です。
特になんて事のない作業ですがピックアップがカザフスタンの『エレクトロアニマルズ』というメーカーの製品。初めて見るピックアップで非常に興味深かったです。

こちらのウィルシャーはトグルスイッチとナット交換です。
併せて配線の取り回しも修正してセットアップも施させていただきました。それまではサウンドもプレイヤビリティもいまいちに感じていらしゃったご様子ですが現在はライブでも活躍しております。

こちらはウクレレの側板にモニターサウンドホールを開けてほしいとのご依頼でした。
オベーション製でギターと同じくグラスファイバーで出来たボディです。穴開け自体はさほど難しくありませんがキレイに丸く等間隔に開けるのは意外に難易度が高いです。作業時に出る切り屑はガラス繊維が混じっていますのでしばらく手がチクチクしてました。

こちらはジャクソンの7弦ギター。
それまでパッシブのピックアップが搭載されていましたがEMGへ換装です。EMGが収まるよう元のザグりを拡張するのですが隙間が広過ぎるのも見た目がカッコ悪いので必要最低限に留めるのが難しかったです。併せて電池ボックスも増設しました。

こちらはフロイドローズの落とし込み加工です。これ自体は珍しくありませんがDチューナーのツマミ部分が干渉しないようにこの部分も落とし込んでいます。

こちらのジャガーベース(リバース)はボディの艶消し加工です。
と言っても塗装設備がありませんので表面をペーパーでサンディングして艶を消します。単純な手法ですが載ってるパーツを全部降ろさないといけないのでちょっと大変です。

こちらはピックアップの断線です。通常はピックアップ交換ですが断線部分が目視で確認できたのでやや強引に線を延長して無事に復活!

こちらのストラトはフレットとナット交換。
ボディとネックが違うメーカーの物で、ネックジョイントのビス穴が合致していないのを強引に取り付けられていたのでネジ穴がいくつかダメになってました。一旦ネジ穴を広げてメイプル材で埋めてから開け直しました。

こちらのスティングレイは指板剥がれです。
剥がれてからかなり時間が経過していたので接着前にまずは熱矯正その後接着という手順で修理させていただきました。

こちらのムスタングは弦アースが取れていないという事であちこち探っているとアンカーと弦アースの線が触れていない事が判明。アンカーを一旦抜いて仕込み直しました。
ピックアップキャビティに塗られた導電塗料がアースに落ちていなかったので銅箔テープを利用してピックガード裏のアルミテープに触れさせてアースへ落とします。ピックアップのセレクトスイッチの配線パターンも変更しています。

他にも大変多くのご依頼をいただきました。お引き立ていただき誠にありがとうございます。おかげさまでお店は4周年を迎え5年目です。
不安定な社会情勢の中で楽器業界も依然として厳しい状況ではございますがより一層の努力をしてまいりますので今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。年始の営業は4日からです。皆さまどうぞよいお年をお迎えください。
ギター修理のちえちゃん(こいし商店) 店主・小石
ここ数ヶ月は過去最高に忙しくてブログの更新が滞っていましたが久しぶりに更新です。今年最後のブログは2022年に入ってからのリペア作業をダイジェストでご紹介したいと思います。
Σ((( つ•̀ω•́)つ イッテミヨー!

こちらはギブソンのレスポールカスタム。
楽器店時代にナット交換とフレットのすり合わせを施しましたがフレットの摩耗が進行しましたので交換となりました。指板修正中にインレイの一部が削れてしまって修復に手間取った記憶があります。

こちらはパッシブピックアップからEMGへの交換作業。
電池はコントロールキャビティに収めたのですがスポンジと滑り止めマットを両面テープで貼り合わせたものを中へ敷いてみました。ぐらつかずしっかり保持できたので我ながら良いアイデアです。(笑)

今年はアコギのブリッジ剥がれの修理も多かったです。以前はアイロンを使っていましたが現在はラバーヒーターを導入したおかげでかなり時間を短縮する事ができました。(光の加減で色合いがかなり違って見えますが同じ個体です)
※ハンダごての温度コントローラーで温度の調整をしております。

12弦ギターのリペアも。
ナット交換とアジャスタブルサドルを廃して通常のサドルに作り替えました。アジャスタブルサドルの溝をローズウッドで埋めてから新規にサドル溝を切り直しと文字にすると地味ですがかなり手間が掛かった記憶があります。

こちらはストラトのピックアップ交換です。
特になんて事のない作業ですがピックアップがカザフスタンの『エレクトロアニマルズ』というメーカーの製品。初めて見るピックアップで非常に興味深かったです。

こちらのウィルシャーはトグルスイッチとナット交換です。
併せて配線の取り回しも修正してセットアップも施させていただきました。それまではサウンドもプレイヤビリティもいまいちに感じていらしゃったご様子ですが現在はライブでも活躍しております。

こちらはウクレレの側板にモニターサウンドホールを開けてほしいとのご依頼でした。
オベーション製でギターと同じくグラスファイバーで出来たボディです。穴開け自体はさほど難しくありませんがキレイに丸く等間隔に開けるのは意外に難易度が高いです。作業時に出る切り屑はガラス繊維が混じっていますのでしばらく手がチクチクしてました。

こちらはジャクソンの7弦ギター。
それまでパッシブのピックアップが搭載されていましたがEMGへ換装です。EMGが収まるよう元のザグりを拡張するのですが隙間が広過ぎるのも見た目がカッコ悪いので必要最低限に留めるのが難しかったです。併せて電池ボックスも増設しました。

こちらはフロイドローズの落とし込み加工です。これ自体は珍しくありませんがDチューナーのツマミ部分が干渉しないようにこの部分も落とし込んでいます。

こちらのジャガーベース(リバース)はボディの艶消し加工です。
と言っても塗装設備がありませんので表面をペーパーでサンディングして艶を消します。単純な手法ですが載ってるパーツを全部降ろさないといけないのでちょっと大変です。

こちらはピックアップの断線です。通常はピックアップ交換ですが断線部分が目視で確認できたのでやや強引に線を延長して無事に復活!

こちらのストラトはフレットとナット交換。
ボディとネックが違うメーカーの物で、ネックジョイントのビス穴が合致していないのを強引に取り付けられていたのでネジ穴がいくつかダメになってました。一旦ネジ穴を広げてメイプル材で埋めてから開け直しました。

こちらのスティングレイは指板剥がれです。
剥がれてからかなり時間が経過していたので接着前にまずは熱矯正その後接着という手順で修理させていただきました。

こちらのムスタングは弦アースが取れていないという事であちこち探っているとアンカーと弦アースの線が触れていない事が判明。アンカーを一旦抜いて仕込み直しました。
ピックアップキャビティに塗られた導電塗料がアースに落ちていなかったので銅箔テープを利用してピックガード裏のアルミテープに触れさせてアースへ落とします。ピックアップのセレクトスイッチの配線パターンも変更しています。

他にも大変多くのご依頼をいただきました。お引き立ていただき誠にありがとうございます。おかげさまでお店は4周年を迎え5年目です。
不安定な社会情勢の中で楽器業界も依然として厳しい状況ではございますがより一層の努力をしてまいりますので今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。年始の営業は4日からです。皆さまどうぞよいお年をお迎えください。
ギター修理のちえちゃん(こいし商店) 店主・小石
littlestone5014 at 19:17|Permalink│Comments(0)










