2023年06月
2023年06月28日
ギブソン レスポールスタンダード カスタマイズ編・その2
6月もそろそろ終わりに近づいてきました。おかげさまで上半期もてんてこ舞いに忙しくさせていただいております。
アレモ! ヾ(゚ロ゚ )ツ三ヾ(゚ロ゚)ノ コレモ!

そんな訳でブログの更新も遅れがちです。

さてさて前回フレットを抜いたレスポールは指板修正に入ります。ネック幅いっぱいにフレットを乗せるのでバインディングの端っこの所も一緒に削り落とします。

いつかのテレマスターのローステッドメイプルの時に導入したスーパーアシレックスの出番。目詰まりしにくくキレイに切削できるので重宝しております。

360番でザっと研磨してから同製品の600番で仕上げました。あとはフレットの打ち込みですが…

その前にノイズシールドのための導電塗料を塗っておきます。
使っているのはラムトリックカンパニーの水性導電塗料です。塗りやすい上にラッカーを侵さないので最近はこればかりです。
↑詳しくはこちらをご参照ください。匂いもほとんどしませんし道具の片付けが水で出来るのもありがたいです。※使用期限があるのであまり長期保管は出来ません。

トグルスイッチ部分もしっかり塗り込みます。

コントロールキャビティ部分も塗っておきます。
最近SNS上では銅箔テープを使ったシールドがよく見受けられますが導電塗料もしっかり塗り重ねれば十分なシールド効果が見込めます。

乾燥を待つ間にフレットの準備。今回はお持ち込みのジムダンロップのカット済フレットです。
カット済のフレットを指板のRに合わせて曲げるのは意外に難しくいつも難儀するのですがTwitterで話題になっているeriya٩( 'ω' )وsatou様制作の精密フレットベンダーを導入しました。カット済はもちろんカット前の長いフレットも正確にキレイに曲げられます!

正確に曲げられたフレットは打ち込みもスムーズです。以前よりはるかに作業スピードが向上しました。(続く)
アレモ! ヾ(゚ロ゚ )ツ三ヾ(゚ロ゚)ノ コレモ!

そんな訳でブログの更新も遅れがちです。
さてさて前回フレットを抜いたレスポールは指板修正に入ります。ネック幅いっぱいにフレットを乗せるのでバインディングの端っこの所も一緒に削り落とします。

いつかのテレマスターのローステッドメイプルの時に導入したスーパーアシレックスの出番。目詰まりしにくくキレイに切削できるので重宝しております。

360番でザっと研磨してから同製品の600番で仕上げました。あとはフレットの打ち込みですが…

その前にノイズシールドのための導電塗料を塗っておきます。
使っているのはラムトリックカンパニーの水性導電塗料です。塗りやすい上にラッカーを侵さないので最近はこればかりです。
↑詳しくはこちらをご参照ください。匂いもほとんどしませんし道具の片付けが水で出来るのもありがたいです。※使用期限があるのであまり長期保管は出来ません。

トグルスイッチ部分もしっかり塗り込みます。

コントロールキャビティ部分も塗っておきます。
最近SNS上では銅箔テープを使ったシールドがよく見受けられますが導電塗料もしっかり塗り重ねれば十分なシールド効果が見込めます。

乾燥を待つ間にフレットの準備。今回はお持ち込みのジムダンロップのカット済フレットです。
カット済のフレットを指板のRに合わせて曲げるのは意外に難しくいつも難儀するのですがTwitterで話題になっているeriya٩( 'ω' )وsatou様制作の精密フレットベンダーを導入しました。カット済はもちろんカット前の長いフレットも正確にキレイに曲げられます!

正確に曲げられたフレットは打ち込みもスムーズです。以前よりはるかに作業スピードが向上しました。(続く)
littlestone5014 at 20:00|Permalink│Comments(0)
2023年06月10日
ギブソン レスポールスタンダード カスタマイズ編・その1
日々多くのご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。おかげさまで毎日大忙しでまたも久しぶりの更新になってしまいました。
ヾ(⌒(_×ω×)_ キュ~

今回のブログはこちらのレスポールスタンダードです。ご依頼の内容はピックアップ交換、ブリッジ交換、ノイズシールドと…

フレット交換、ナット交換と多岐に渡ります。

コンデンサーも交換です。

ピックアップキャビティとコントロールキャビティにはノイズシールドのための導電塗料を塗るので電装回りの部品はすべて抜き出しておきます。(組むのは遅いですがバラすのはめっぽう早いです)

ギブソンのギターで地味に面倒なのがナット交換です。とにかく接着が強固で外れない事が多いのですが今回は運よくキレイに外れてくれました。(どうにも外れない時はノコでナットを切ります)

次はフレットを抜く作業。
フレットにハンダを乗せて熱を入れながら抜いていきました。フレット溝の下に接着剤が入っていたので熱を入れないと抜くのが困難です。オイルが浮き出ていますが何か塗った訳ではなくローズウッドが本来持っていた油分が熱で出てきたものです。
僕が独立する前から色々とお世話になっております埼玉のリペア工房「Rune Guitar Maintenance」様がTwitterに投稿された動画です。この他にも有益な情報がとても多く、困った時はいつも参考にさせていただいております。

おかげで無事にすべて抜き終わりました。
(o´Д`)=з ヨカッタ

こうして見るとけっこうな油分があるのが分かりますね。抜く時のめくれも最小限に抑える事が出来たと思います。(続く)
ヾ(⌒(_×ω×)_ キュ~

今回のブログはこちらのレスポールスタンダードです。ご依頼の内容はピックアップ交換、ブリッジ交換、ノイズシールドと…

フレット交換、ナット交換と多岐に渡ります。

コンデンサーも交換です。

ピックアップキャビティとコントロールキャビティにはノイズシールドのための導電塗料を塗るので電装回りの部品はすべて抜き出しておきます。(組むのは遅いですがバラすのはめっぽう早いです)

ギブソンのギターで地味に面倒なのがナット交換です。とにかく接着が強固で外れない事が多いのですが今回は運よくキレイに外れてくれました。(どうにも外れない時はノコでナットを切ります)

次はフレットを抜く作業。
フレットにハンダを乗せて熱を入れながら抜いていきました。フレット溝の下に接着剤が入っていたので熱を入れないと抜くのが困難です。オイルが浮き出ていますが何か塗った訳ではなくローズウッドが本来持っていた油分が熱で出てきたものです。
↑作業の様子はこちらの動画が分かりやすいです。つづき。しっかり加熱すると煙でてくる。接着剤が溶けたらプラーで浮かせていくんだけど、コテは少し先を当てながらゆっくりね。
— RUNE GUITAR (@RuneGuitar) December 4, 2020
これだと溝が痛まないし、接着剤が溝を強くしてるのでので、新たに打つ時も座りやすい。#フレット交換https://t.co/5Dq3QqzKPi pic.twitter.com/dDGQbFmSJi
僕が独立する前から色々とお世話になっております埼玉のリペア工房「Rune Guitar Maintenance」様がTwitterに投稿された動画です。この他にも有益な情報がとても多く、困った時はいつも参考にさせていただいております。

おかげで無事にすべて抜き終わりました。
(o´Д`)=з ヨカッタ

こうして見るとけっこうな油分があるのが分かりますね。抜く時のめくれも最小限に抑える事が出来たと思います。(続く)
littlestone5014 at 20:41|Permalink│Comments(0)










