2025年03月
2025年03月08日
バーニーRSA-60 ピックアップ交換編・その2。
前回リヤピックアップを交換したバーニーのRSA。次はフロントピックアップとトーンポットの交換です。毎度ハコ物は難しいので精神を集中させて挑みます。
(ง •̀_•́)ง ヤルゼッ!

今回持ち込まれたPレイルは中古品でリード線がかなり短くカットされています。このままでは届かないのでまずはリード線の延長作業からです。

その前に配線の確認。
今回はタップ時にP90側を有効にしてレイル側をキャンセル、尚且つミックスポジションでリヤと位相を揃えます。
ダンカンの説明書の配線では都合が悪いので黒と緑を寄り合わせてタップ線にして白がホット、赤をコールドにしてシールド線と共にアースへ落とします。

こうすると繋ぐ線はホット、タップ、シールド(兼コールド)の3本なので2芯シールド線で延長します。

ショートしないように絶縁して…

上から太いヒシチューブを被せて保護。これで組み込みに入れます。

フロントからリヤのキャビティ部分まで通します。

通した配線はボリュームポットへハンダ付けして、そこからタップ線をトーンのスイッチポットへ配線。ボディ上での作業になりますのでしっかり養生しておきます。

弦アースの線は先端をループ状にしてリヤピックアップのベースプレートのネジで留めておきます。
個人的に弦アース線は電装系のリペア時には非常に邪魔に感じるのと、TOMブリッジの場合もしアンカー部分から断線させてしまったり、抜けた時のリカバリーは手間が掛かります。
アクセスしやすい所にあると予め避けておけるので今後メンテナンスが必要になった時の作業はかなり楽に感じます。

元々のジャック(画像右)はスリーブ部分が短く、回り止めのロックワッシャーが入れられません。
指が届かないところにジャックを固定するのにロックワッシャー無しはリスキーなので、少しスリーブが長い物に交換しました。これでロックワッシャーが入れられます。

これは別のギターですがポット類を手繰り寄せるワイヤーにはこんなものを使っています。
要らない弦の端にギボシ端子のキャップを被せた物ですがこれがポットのシャフトにぴったりで重宝してます。(YOSギター工房様のアイデアを拝借しております)

地道に配線を通して完成です。ご依頼ありがとうございました!
( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
(ง •̀_•́)ง ヤルゼッ!

今回持ち込まれたPレイルは中古品でリード線がかなり短くカットされています。このままでは届かないのでまずはリード線の延長作業からです。

その前に配線の確認。
今回はタップ時にP90側を有効にしてレイル側をキャンセル、尚且つミックスポジションでリヤと位相を揃えます。
ダンカンの説明書の配線では都合が悪いので黒と緑を寄り合わせてタップ線にして白がホット、赤をコールドにしてシールド線と共にアースへ落とします。

こうすると繋ぐ線はホット、タップ、シールド(兼コールド)の3本なので2芯シールド線で延長します。

ショートしないように絶縁して…

上から太いヒシチューブを被せて保護。これで組み込みに入れます。

フロントからリヤのキャビティ部分まで通します。

通した配線はボリュームポットへハンダ付けして、そこからタップ線をトーンのスイッチポットへ配線。ボディ上での作業になりますのでしっかり養生しておきます。

弦アースの線は先端をループ状にしてリヤピックアップのベースプレートのネジで留めておきます。
個人的に弦アース線は電装系のリペア時には非常に邪魔に感じるのと、TOMブリッジの場合もしアンカー部分から断線させてしまったり、抜けた時のリカバリーは手間が掛かります。
アクセスしやすい所にあると予め避けておけるので今後メンテナンスが必要になった時の作業はかなり楽に感じます。

元々のジャック(画像右)はスリーブ部分が短く、回り止めのロックワッシャーが入れられません。
指が届かないところにジャックを固定するのにロックワッシャー無しはリスキーなので、少しスリーブが長い物に交換しました。これでロックワッシャーが入れられます。

これは別のギターですがポット類を手繰り寄せるワイヤーにはこんなものを使っています。
要らない弦の端にギボシ端子のキャップを被せた物ですがこれがポットのシャフトにぴったりで重宝してます。(YOSギター工房様のアイデアを拝借しております)

地道に配線を通して完成です。ご依頼ありがとうございました!
( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
littlestone5014 at 19:28|Permalink│Comments(0)
2025年03月01日
バーニーRSA-60 ピックアップ交換編・その1。
2025年最初のブログです。
今年はこまめに更新しようと思ってましたが最後の更新から既に3ヶ月経過してますね。
モウ サンガツダヨ ( ´-ω-)σ. ( •̀д•́ ; ) ハヤッ!

さてさて今年最初のブログはこちらのセミアコ。いわゆる335タイプですね。

残念ながら昨年の夏に倒産してしまったフェルナンデス(のギブソン系ブランド)のバーニーです。90年代の人気を知る者としては衝撃のニュースでした。
\_ヘ( ̄△ ̄;) ナント!。

ご依頼はリヤピックアップの交換です。
ボリュー厶とトーンのコントロールがやや特殊でフロントとリヤが入れ替わっていますがトグルスイッチの向きは普通です。元に戻す時にうっかり間違わないようにマーキングをしておきます。

一般的に箱モノはすべての配線パーツを外部に出す必要がありますが、今回はボリュームポットとセレクターだけ外せばfホールから作業できそうです。

fホール周辺をマスキングテープでしっかり養生して作業します。
ハコ物はいつも難儀しますが今回はギリギリ指が届いたのでまだ余裕の表情です。(この時は…)

ブリッジ(GOTOH GE103B)交換のご依頼もいただきました。サドルには弦溝が切られていないので溝を切っていきます。
弦溝はあると言えばありますが目印程度です。そのままでは弦が落ちますので各弦に合わせて溝を切っておきます。(1弦と2弦はすっぽり埋まるくらい、3~6弦は1/2~1/3程度埋まるくらい)

新しい弦を張って弦高やオクターブチューニングを施して完成です。ご依頼ありがとうございました!

…と思っていたら数か月後に今度はフロントピックアップの交換をご依頼いただきました!
コンドハ コレ!(((((๑>ω<)ノ■ Σ( ˙◊˙◞)◞ アリガトウゴザイマス!
セイモアダンカンのPレイルに載せ換えます。こちらはトーンポットをスイッチポットにしてタップできるようにします。

あべこべになってたコントロールも(他のギターに持ち替えた時に操作を誤る可能性があるという事で)この機会にノーマルの仕様に戻す事になりました。
こうなるとfホールからの作業はほぼ不可能。手間が掛かりますが横着せずに一旦すべて取り出す事にします。(続く)
今年はこまめに更新しようと思ってましたが最後の更新から既に3ヶ月経過してますね。
モウ サンガツダヨ ( ´-ω-)σ. ( •̀д•́ ; ) ハヤッ!

さてさて今年最初のブログはこちらのセミアコ。いわゆる335タイプですね。

残念ながら昨年の夏に倒産してしまったフェルナンデス(のギブソン系ブランド)のバーニーです。90年代の人気を知る者としては衝撃のニュースでした。
\_ヘ( ̄△ ̄;) ナント!。

ご依頼はリヤピックアップの交換です。
ボリュー厶とトーンのコントロールがやや特殊でフロントとリヤが入れ替わっていますがトグルスイッチの向きは普通です。元に戻す時にうっかり間違わないようにマーキングをしておきます。

一般的に箱モノはすべての配線パーツを外部に出す必要がありますが、今回はボリュームポットとセレクターだけ外せばfホールから作業できそうです。

fホール周辺をマスキングテープでしっかり養生して作業します。
ハコ物はいつも難儀しますが今回はギリギリ指が届いたのでまだ余裕の表情です。(この時は…)

ブリッジ(GOTOH GE103B)交換のご依頼もいただきました。サドルには弦溝が切られていないので溝を切っていきます。
弦溝はあると言えばありますが目印程度です。そのままでは弦が落ちますので各弦に合わせて溝を切っておきます。(1弦と2弦はすっぽり埋まるくらい、3~6弦は1/2~1/3程度埋まるくらい)

新しい弦を張って弦高やオクターブチューニングを施して完成です。ご依頼ありがとうございました!

…と思っていたら数か月後に今度はフロントピックアップの交換をご依頼いただきました!
コンドハ コレ!(((((๑>ω<)ノ■ Σ( ˙◊˙◞)◞ アリガトウゴザイマス!
セイモアダンカンのPレイルに載せ換えます。こちらはトーンポットをスイッチポットにしてタップできるようにします。

あべこべになってたコントロールも(他のギターに持ち替えた時に操作を誤る可能性があるという事で)この機会にノーマルの仕様に戻す事になりました。
こうなるとfホールからの作業はほぼ不可能。手間が掛かりますが横着せずに一旦すべて取り出す事にします。(続く)
littlestone5014 at 18:29|Permalink│Comments(0)










